7月30日

みなさん、こんにちは。

 今日は、まずこの写真をご覧ください。IMG_4901.JPG2年生の授業風景で、先生の後に続いて教科書を読む場面です。全員が教科書を手に持っています。

 
 わざわざ教科書を持たなくても読めるのに、どうして教科書を手に持つ必要があるのでしょうか。などと思う方もいるかもしれません。
 でも、こうすることでいいことがあるのです。
 教師側から見ると、全員が読む準備ができているかが、一目でわかります。子供にとっては、両手で教科書を持つことで、読むことに集中することができます。いわゆる「内職」はできません。
 さらに、このように目に見えるところでルールをしっかり守るように指導していると、そのほかの約束事もきちんと守るようになります。「ルールなんて守らなくてもいいんだ」という雰囲気にしないために、小さいことから徹底することが集団生活には必要です。
 ちょっと話が大きくなってしまいましたが、先生の指示をきちんと聞いて授業を受けている姿を見て、とても気持ちよく感じました。すばらしい2年生です。

 「人はみんな違っていい」とか「個性重視」ということは、自分勝手に何をしてもいいということではありません。きちんとした約束事やルールを踏まえ、常識やモラルを身につけた上で、自分らしさを発揮することが自立・自律への大事な基礎ではないでしょうか。
 「教科書を持ちましょう」という指導も、行き着く先は、「子供のため」ということだと思います。
 みなさんは、どのようにお考えですか。
 
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