教育環境

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仙台新港の南側で,七北田河畔の田園に位置し,東に蒲生干潟を配し,西には奥羽山脈を眺望できる筆舌に尽くし難い自然に恵まれた教育環境であった。
しかし,東日本大震災の影響で,蒲生の干潟も壊滅的な被害を受け,まだ元の状態には戻っておらず,中野,岡田の一部沿岸地域は生活環境が奪われ,できるだけ早い復興を待ち望まれている地域である。

  
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生徒の資質は一般に素朴で温厚である。また,伝統的に部活動には意欲的な取り組みが見られ,保護者,地域の方々からの協力・支援も厚い。将来を見据えての学習意欲の更なる向上がこれからの課題といえる。

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仙台港インターも平成24年度に開通し,工事用トラック等も多数往来する交通量の多い地域である。過半数以上の生徒が自転車通学という実態を踏まえ,交通事故防止には特段の配慮をするとともに,自転車安全点検や交通安全の現地指導を定期的に実施している。

  
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学区は岡田・中野・鶴巻の3小学校及び高砂小学校の一部で構成されている。近年,鶴巻・岡田地区には住宅地が造成され,マンション等の建設も多い。保護者の職種は多様であるが,教育に熱心であり,学校教育にきわめて協力的である。
ただし,東日本大震災によって,中野・岡田地区が甚大な被害を被り,現在仮設住宅や転居を余儀なくされている方々も多い。中野小学校は,平成27年度をもって閉校となった。