元雄勝中学校の佐藤淳一校長先生のお話〜たくましく生きよ〜
2021.11.30 Tuesday | 校長室
子供たちには,いつもいい出会いをさせたいと思います。「おいでいただく先生から,たくさんのことを吸収し,自分の心にしっかりと刻んでほしい。」
だから事前指導を大事にして,出会います。
今回は,佐藤淳一先生の3.11のときの資料を,4年生と5年生は,担任の先生に紹介してもらって参加しました。

雄勝中の卒業式の午後の大震災。体育館を巨大津波が飲み込んだそうです。
3月19日午前3時,「雄勝中学生が全員生きていた!」ことが分かったときの安堵。そして,張り紙で伝えたときに,拍手が起こった。そのときの感動。
「みんな生きていた!何が何でも守る!」という思い。
・上履きも何もない。必死で全員の上履きを調達した。
・育ち盛りなのに,給食はパンと牛乳のみ。仙台はおかず持参だったけど,雄勝中の子たちの家は大半流され,避難所生活。なんとかおなかいっぱい食べさせたい。ふかふかのふとんに寝かせたい。あたたかいお風呂に入れたい!
そうして,子供たちを連れての温泉旅行実現!
・みんなに制服を一人一人手渡した校長先生。今までだれも遠慮して,「制服を着たい。」と言わなかった子たちだったけど,うれしそうに着る子供たちの姿に,涙が溢れ出す校長先生。
街中いえ,日本中子供たちのために必死で奮闘した校長先生だからこそ,子供たちのうれしそうな笑顔に・・・涙だったのでしょう。
この子たちのためにできることをという熱い想い!!
あの大地震のとき,「なんとしてもこの子たちを守らなくては・・・」
小1の学級担任だった自分が健気に怖さを耐えている子たちを前に強く思ったことを思い出しました。
淳一先生はずっと来る日も来る日も子どもたちのために・・・その想いはどれだけだったでしょう。
・子供たちに恩返しを,そして自信を持たせるために 古タイヤでの太鼓練習。
太鼓を東京駅やドイツでたたくなど,そこから奇跡のような出来事が。
<住吉台小の子供たちに伝えたいこと>
君たちは希望!未来そのものです。
一瞬でなくなったたくさんの命。そしてたくさんの支援を受け,乗り越えたあのとき。大切な命。命を大切にしよう!だれかのためにとことん生きよう!
3.11を風化させてはいけない。全国からたくさんのあたたかい支援へ恩返しをどうやってしていくか。物やお金で返すのではない。
みんなの笑顔!元気!そして前を見ること!
自分の命も仲間の命も大事にすること。
長くて寒い夜,一個のおにぎりがどんなにうれしかったか。朝が来るってこんななにうれしいことなのか。友達に会えるって幸せなこと。友達がいるってどんなに大切なことなのか。
同じクラスの仲間と助け合い支え合っていこう!笑顔で前を見て。







住吉台小では,5年生が防災について,調べ学習をしています。
6年生は,今年,コンパスの佐藤さんから住吉台の3.11について教えていただきました。
地域の中でたくさんの支え合いがあり,中学生が大きな力を発揮した話を聞きました。もうすぐ中学生になる6年生に・・・・
「地域の力となってね。」という思いを込めて・・。
淳一先生には,住吉台小の子供たちが,地域の人たちからも防災を学び,考え学習する姿をほめていただきました。
淳一先生のお話は,子供たちにとっても,私たち教師にも,熱く心に響きました。
ありがとうございました。
だから事前指導を大事にして,出会います。
今回は,佐藤淳一先生の3.11のときの資料を,4年生と5年生は,担任の先生に紹介してもらって参加しました。

雄勝中の卒業式の午後の大震災。体育館を巨大津波が飲み込んだそうです。
3月19日午前3時,「雄勝中学生が全員生きていた!」ことが分かったときの安堵。そして,張り紙で伝えたときに,拍手が起こった。そのときの感動。
「みんな生きていた!何が何でも守る!」という思い。
・上履きも何もない。必死で全員の上履きを調達した。
・育ち盛りなのに,給食はパンと牛乳のみ。仙台はおかず持参だったけど,雄勝中の子たちの家は大半流され,避難所生活。なんとかおなかいっぱい食べさせたい。ふかふかのふとんに寝かせたい。あたたかいお風呂に入れたい!
そうして,子供たちを連れての温泉旅行実現!
・みんなに制服を一人一人手渡した校長先生。今までだれも遠慮して,「制服を着たい。」と言わなかった子たちだったけど,うれしそうに着る子供たちの姿に,涙が溢れ出す校長先生。
街中いえ,日本中子供たちのために必死で奮闘した校長先生だからこそ,子供たちのうれしそうな笑顔に・・・涙だったのでしょう。
この子たちのためにできることをという熱い想い!!
あの大地震のとき,「なんとしてもこの子たちを守らなくては・・・」
小1の学級担任だった自分が健気に怖さを耐えている子たちを前に強く思ったことを思い出しました。
淳一先生はずっと来る日も来る日も子どもたちのために・・・その想いはどれだけだったでしょう。
・子供たちに恩返しを,そして自信を持たせるために 古タイヤでの太鼓練習。
太鼓を東京駅やドイツでたたくなど,そこから奇跡のような出来事が。
<住吉台小の子供たちに伝えたいこと>
君たちは希望!未来そのものです。
一瞬でなくなったたくさんの命。そしてたくさんの支援を受け,乗り越えたあのとき。大切な命。命を大切にしよう!だれかのためにとことん生きよう!
3.11を風化させてはいけない。全国からたくさんのあたたかい支援へ恩返しをどうやってしていくか。物やお金で返すのではない。
みんなの笑顔!元気!そして前を見ること!
自分の命も仲間の命も大事にすること。
長くて寒い夜,一個のおにぎりがどんなにうれしかったか。朝が来るってこんななにうれしいことなのか。友達に会えるって幸せなこと。友達がいるってどんなに大切なことなのか。
同じクラスの仲間と助け合い支え合っていこう!笑顔で前を見て。







住吉台小では,5年生が防災について,調べ学習をしています。
6年生は,今年,コンパスの佐藤さんから住吉台の3.11について教えていただきました。
地域の中でたくさんの支え合いがあり,中学生が大きな力を発揮した話を聞きました。もうすぐ中学生になる6年生に・・・・
「地域の力となってね。」という思いを込めて・・。
淳一先生には,住吉台小の子供たちが,地域の人たちからも防災を学び,考え学習する姿をほめていただきました。
淳一先生のお話は,子供たちにとっても,私たち教師にも,熱く心に響きました。
ありがとうございました。
author : 仙台市立住吉台小学校 | - | -