はっぴい たうん にゅーす

仙台市立幸町小学校Blog

ひとりで幸福になろうとしてもそれは無理よ

 2018年も残すところあと少し。お陰様で今年も大きな事故もなく,子供たちと穏やかな1年を過ごすことができました。保護者の皆様,地域の皆様のご支援・ご協力に感謝申し上げます。
 さて,去る12月6日,仙台市内の小中学校の代表児童・生徒が一堂に会して仙台市 いじめ防止「きずな」サミットが開かれました。本校からは5年児童1名が参加しました。本日の冬休み前お話朝会では,3名の5年生児童が壇上で「いじめをなくすにはどうしたらいいのか」話し合いをしました。三人が語る体験談と,その時の気持ちの素直な振り返りに,フロアーの多くの子供たちが,「そういうこと,ある。ある。」と頷いて聞いていました。最後のまとめをどうしようか迷いましたが,子供たちと導き出した結論は,「どれだけ想像力を働かせて他の人の気持ちを考えられるかが大切」というものでした。
 「ひとりで幸福になろうとしても,それは無理よ」という,昔見た演劇の台詞を思い出しました。人の幸不幸は,その人が置かれた歴史の中でかたどられてきたもの,だから私の幸不幸もほかの人たちのそれと切り離せないというのです。子供たちの居場所である学校・家庭・地域が,誰にとってもしあわせな場所であるように,一人一人が創り上げていくことが,自分自身がしあわせになる一番の近道なのかもしれません。
 2019年も「しあわせいっぱい 笑顔いっぱい幸町」を目指して子供たちとともに歩んでいきたいと思います。どうぞ,皆様よいお年をお迎えください。
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学ぶ喜びを実感 〜本物の人・ものとの出会いを得て

 朝の冷え込みが厳しくなり,いよいよ冬の訪れを感じさせる季節となりました。今年は,暖冬ということですが,なわとび台の上で「校長先生見て,見て」と,ジャンプする子供たちに,今年もこの季節がやってきたなと思うこの頃です。
 先日,6年生の提案による「春夏秋冬ゲーム」が,児童会主催「四つ葉タイム」で行われました。さすが年間通して「俳句」に取り組んでいる6年生。幸町小らしいゲームに思わず苦笑しました。
 昨日29日には,文化庁巡回公演事業として,日本音楽集団の方々においでいただきました。子供たちは,吸い込まれるように和楽器の音色を聞いていました。各学年で少しずつではありますが,これまでも地域の方々にご協力いただき,箏,尺八,三味線,能管にふれる機会を設けてきました。そのためか,子供たちの食いつきが違うと,演奏家の方が驚かれていました。最後には,箏,十七弦箏,尺八,篠笛,三味線,琵琶,太鼓の演奏に合わせ,全校児童で『里の秋』を歌いました。また一つ,本物に触れる体験ができました。きっと今年のお正月は,テレビから流れる「春の海」や,歌舞伎の音楽に「学校で聞いたよ。」と,反応してくれるものと思います。
 6年生が家庭科の授業で「献立づくり」に取り組みました。その献立をなんとがらくら遊覧船サンマリー号内「ざわざわキッチン」の方々が実際にメニューに取り入れて提供してくださいました。
グループ毎に考えた献立は,全部で10種類。
*お年寄り向けTHE日本の和食 *小学生向けボリューム栄養満点ご飯 *幸せのランチ *おススメ!うまEおいCおしゃれメニュー *満足感あふれる笑顔のごはん *満点飯 *子供も大好きハンバーグセット *蒸し鶏の和風定食 *しょうが焼きはじめました *栄養重視・時短レシピ 
 ネーミングもさることながら,内容もなかなかのものです。子供たちは,それぞれの家庭で献立作りの工夫を取材しグループで献立を考えました。それをもとにざわざわキッチンの方が実際に作ってくださった試作品を前に,子供たちは,半澤さんとさらに検討を重ねました。実際に子ども食堂で地域の方々に食べていただき,「おいしかったよ」という温かいコメントを寄せていただくことができました。
 自分たちが考えたことが,実際に形になって身近な人に喜んでいただけるという素晴らしい経験をさせてくださった「ざわざわプロジェクト」の皆様に心より感謝申し上げます。
 12月5日の授業参観の際,家庭科室前廊下にメニューカードと活動の様子を掲示いたします。是非,ご覧いただければと思います。
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宮城野の秋 短歌3首

宮木のの萩の古枝に霜さえてかわらぬ月に秋ぞのこれる     藤原秀能
さまざまにこころぞとまる宮ぎのの花のいろいろむしのこえごえ 源俊頼
みやぎののあきのはぎはらわけゆけば上ばのつゆに袖ぞぬれぬる 永縁 

 上記の短歌3首は,10月24日仙台市小学校教育研究会国語部会の公開研究授業において,4年1組の子供たちが学習した教材です。千年もの昔この宮城野は,萩の名所として歌人たちのあこがれの地でした。萩と言えば「萩の月,校章」と今でも子供たちの身近に・・・。子供たちは,短歌から千年前の宮城野原の情景を読み取っていました。
 さて,秋と言えば,芸術の秋・スポーツの秋・食欲の秋・読書の秋・・・。
 秋真っ盛りの幸町小を少しご紹介したいと思います。
【芸術の秋】11月10日の学芸会に向け,楽器の音色や歌声が絶え間なく聞こえてきます。体育館や教室からは劇のせりふを練習する声も,家族や地域の皆様に喜んでいただきたいと,どの学年も学芸会の練習に熱心に取り組んでいます。併せて11月29日開催の文化庁巡回公演和楽器演奏会にも是非おいでください。
 10月25日,仙台自分づくり夢教室(職業講話)事業で,民謡歌手庄司恵子さんが来校しました。民(たみ)の謡(うた)である民謡。歌ともに力強く生きてきた人々の生き方と歌い継がれてきた民謡の内容について,熱く語っていただきました。
【スポーツの秋】気持ちよい秋晴れの10月21日,今年も「少年少女ソフトバレーボール大会」が行われました。地域の異学年交流の場として定着した本大会が,地区子供会同士のつながりを深め,子供たちの郷土愛を育む大切な役割を果たしていることを改めて実感しました。子どもたちの白熱したプレーに,応援する大人も和気あいあいの楽しい大会になりました。お世話いただいた保護者の皆様,体育振興会の皆様,本当にありがとうございました。
 10月17日には,楽天未来塾(職業講話)があり,今年は永井 怜アカデミーコーチがいらっしゃいました。やり抜く強い意志と同級生を大切にすることを教えていただきました。
【食欲の秋】今年は「SFC幸町ファミリークラブ(親父の会)」が,11月11日勾当台公園で行われるPTAフェスティバルに出店します。食欲の秋を満喫しに,是非そちらにもお越しいただきたいと思います。
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学び深める 秋

 朝夕めっきり冷え込み,秋の訪れを感じる季節となりました。
 今年度の折り返し地点で,子供たちの変容を振り返ってみますと,その成長ぶりには,目を見張るものがあります。まずは,学力の向上です。6年生が受けた「全国学力・学習状況調査」の結果が,先日示されました。今年度の結果は,これまでにない好成績でした。
 6年生だけでなく,3年生から6年生までが実施している仙台市標準学力調査の結果も順調に伸びてきています。どの学級も落ち着いて学習に向かう姿勢ができています。また,放課後指導や個別指導の体制を整え,継続的に指導していく中で,「分かってきた。やってみる。」といううれしい声が聞かれるようになってきました。
 去る9月13日,千葉市教務主任会の先生方19名が,本校に視察にいらっしゃいました。5年目となる本校の伝統文化教育についてお話させていただき,その後,6年生によるお抹茶の接待と,伝統文化教育の活動紹介(能『老松』俳句など)をご覧いただきました。6年生の子供たちの様子をご覧になった先生方からは,「教室に入った瞬間に,凜とした空気を感じた。お茶を出す所作や言葉遣いが自然でありながらとても丁寧で驚いた。」下学年の子供たちも立ち止まってあいさつしてくれて「笑顔がすてきな子供たちですね。」との言葉をいただきました。    
来週は1学期終業式。ご家庭でも通信票をご覧いただきながら,お子さんの頑張りをともに振り返り,励ましていただきたいと思います。
 さて,10月は,先生方も子供たちの頑張りに負けじと,市内の先生方に授業を公開する研究授業 (10月24日 6年1組家庭科,4年1組国語)を行います。子供たちも,私たち教員も学びを深める秋にしたいと思います。
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さらなる飛躍をめざして 一層 努力のとき

 暑かったこの夏,早朝から畑に水まきをする技師さんと,プールの水質を管理する体育主任の姿がありました。お陰で事故なく夏休みのプールを楽しみ,子供たちが植えたカボチャやナス,スイカ,枝豆などの野菜が見事に実りました。
 夏休みも終わり9月。1学期のまとめの時期です。夏休みに入る前の面談では,仙台市標準学力調査の個人結果をお渡ししました(3年生以上)。ここ数年幸町小の子供たちの成績は伸びてきています。日頃の地道な努力が実を結んだ結果です。9月は,陸上記録会やスチューデントシティをはじめ,各学年で校外学習が計画されています。実り多い秋が迎えられるよう,子供たちそして私たち教職員も,さらなる飛躍をめざして,一層努力していきたいと思います。
さて,夏休み明け朝会では,子供たちに次のような質問をしました。
「30分しか家で勉強しないけど,スマホ・携帯を全く使わない中学生Aさん」「 2時間以上家で勉強するけどスマホ・携帯を4時間以上使う中学生Bさん」数学の平均点がいいのはAさん,Bさんどちら?
幸町小の子供たちが,テレビ,ゲーム,スマホをする時間は,仙台市平均と比べて長いという結果が出ています。メールやラインのやりとりで友達関係のトラブルになるケースも散見されます。
 「スマホやゲームに関する家庭での約束がある」とはいうものの,そのほとんどが使用時間に関するものです。実際にお子さんが何をしているのか,その内容にまで踏み込んだ約束やフィルタを是非,小学生のうちにお願いしたいと思います。子供たちには,アウトメディアデーを設ける,ゲームやスマホを30分やめて,学習や読書をするなど,自分の生活を見直すようにお話ししました。
 ご家庭でのご協力をお願いいたします。
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この夏を健やかに

 連日蒸し暑い日が続き,プールからは元気な子供たちの歓声が聞こえています。今年はこの暑さで夏休み前にアサガオもヒマワリも咲き,畑の夏野菜も実がついています。いよいよ明日からは夏休みです。35日間の夏休みを事故なく,健康で安全に過ごしてほしいと願っています。
 本日の「夏休み前お話朝会」では,夏休みに向けての安全指導を行いました。交通事故や不審者から,自分の身を守るには,「予測し回避する」ことが大切です。一つのことに夢中になって,周りが見えなくなるのが子どもです。何にでも興味をもって,首を突っ込んでしまうのも子どもです。子どもにとって,先を予測したり,危険を察知して回避するのは,なかなか難しいことです。先生方による寸劇で,どう対処すべきかを具体的に指導しました。ご家庭でも,道路の横断,一人での帰宅や留守番など,様々な場面での事故防止について,夏休みに入るにあたってお子さんと確認していただきたいと思います。地域の皆様やPTA防犯部の皆様には,これまでも子供たちの登下校を見守っていただいておりますが,夏休みも地域での見守りとお声がけをよろしくお願いいたします。
 さて,今年も幸町の熱い夏がやってきます。
 29日(日)の「幸町納涼祭」を子供たちは楽しみにしています。今年も「納涼祭手伝い隊と盛り上げ隊」が,高学年を中心に結成されました。学校から離れ,地域の中で大きく成長してくれることを願っています。
 昔から,「春は生じる,夏は長じる」と言います。夏休み明けの子供たちの成長ぶりに,いつもこの言葉を思い出します。春に芽生えた命が,夏は大きく生長する時期です。この夏の子供たちの健やかな成長を楽しみに,暑い夏を乗り切りたいと思います。
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夏も近づく 百八夜

 今年も新茶の季節がやってきました。例年,八十八夜では少し早く,百八夜頃に茶摘みの時期を迎えていた本校の『さいわい茶』も,今年はお天気に恵まれ新芽が一気に・・・。運動会練習のさなかではありましたが,子供たちは,「摘んで,蒸して,揉んで」ほっと一息,新茶の香りを楽しみました。
 去る27日には,絶好の運動会日和に恵まれ,子供たち,保護者,【茶摘みの様子】 地域,教職員が一体となって,楽しい一日を過ごすことができました。ご尽力いただいた関係団体の皆様に心より御礼申し上げます。運動会という大きな行事を通して,子供たちは,学級・学年,地区,子供会といった集団への所属意識を高めることができました。応援旗や応援歌を作り,異学年で教え合う姿,自分の地区を必死に応援する姿は,まさに体験活動を通して社会性を身に付けていく過程です。自分たちの活動が,多くの関係団体の皆様や保護者の皆様のご尽力に支えられていることに,目を向けられるよう指導していくことが,学校の役割でもあると思います。
 さて,6月に入りますと,5学年の泉岳野外活動,6学年の鶴岡修学旅行,プール開きと,夏休みまで大きな行事が続きます。また,「気持ち調査」を行い,担任と児童との個人面談期間も設けています。子供たちが毎日「元気に登校 笑顔で下校」することができるよう,一人一人の心に寄り添い丁寧に指導していきたいと思います。「気持ち調査」の結果を受け,保護者の皆様には,随時ご連絡差し上げますので,ご理解とご協力をお願いいたします。
 これから夏休みまでに落ち着いた学習習慣を身に付け,学習内容の定着を図ることができるよう,学習指導にも力を入れていきたいと思います。本校では,3学年から5学年の算数を学年合同授業とし,2学級を3つのグループに分け3人の教員で指導しています。さらに,今年度は,6月から3・4学年に週2回放課後学習支援の教員を配置していただくことができました。放課後学習も含め,個々人の学習ペースに合わせ,必要に応じた効率的な指導を行っていきたいと思います。保護者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
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新しい顔して並ぶ始業式 瞳かがやく 桜時

 今年度のスタートは,満開の桜の下での始業式・入学式になりました。本日,新入学児童57名を迎え,児童298名,教職員30名で新学期がスタートしました。
 4月の子供たちの表情は,ぐっと明るく輝いています。やる気と期待に満ちた子供たちを前にして,すべての子供たちが『元気に登校,笑顔で下校』する学校をつくらなければと決意を新たにしたところです。保護者の皆様,地域の皆様と共に手を携え,教職員一丸となって,子供たちの元気と笑顔を支えていきたいと思います。本年度も「しあわせいっぱい 笑顔いっぱい 幸町」となりますよう,これまで同様ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
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しあわせやの福袋

 幸町小学校けやき学級で開催された「しあわせや」の初売り。福袋の中身は,手作りのハッピーだるまです。
願い事を叶えてくれるだるまは9種類。色も合わせて子供たちが考えました。
ピンク:やさしくなれる 紫:かわいくなれる 緑:元気になれる 黒:仕事がうまくいく 水色:歌がうまくなる オレンジ:友達が増える 黄色:お金が増える 赤:好きな人に会える 青:おたすけマンが現れる 
 それぞれ福引き券を握りしめ,買い物に行った先生方。何を祈願して何色のだるまを手に入れたのでしょうか?
 寒さの中,先日,ほっとする温かいお話をいただきました。学校の近くに住んでいらっしゃる車椅子をお使いの女性が,雪道で動けなくなっていたら,高学年の男の子たちが集まってきて助けてくれたというのです。まるで「しあわせやの福袋」から出てきた青いだるま(おたすけマン)だった子供たち。ステキです。
寒波が続くこの冬,インフルエンザも到来し,相次ぐ学級閉鎖になっています。手洗い・うがい・栄養・早寝・マスクで,寒さとインフルエンザの波を乗り切ってほしいと思います。
 新しい春が,もうすぐそこまで・・・。新入生を迎える準備も始まりました。2月は,この1年の学習のまとめをしっかりさせたいと思います。


能楽の世界に触れて 〜5年生〜

 重要無形文化財総合指定保持者,観世流シテ方の山中(やまなか)迓晶(がしよう)先生を講師にお迎えし,5時間の「能楽」の特別授業に5年生が取り組んできました。
 1月26日(金)の最後の特別授業では,それまで学習してきた「高砂」の謡と舞を,一人一人が保護者の方々,4年生,6年生,そして学校評議員・評価委員の方々の前で発表しました。
 発表を終えた子供たちからは,「学芸会のとき以上に緊張した。」「稽古の最初と終わりにしっかりと挨拶をすることを教えてもらい,礼儀の大切さが分かった。」「なかなかできない学習をすることができてうれしかった。はかまをつけたら背筋がぴんと伸びた感じがした。」などの声が聞かれました。
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よい年をお迎えください

 今年も残すところあと1週間余りとなりました。子供たちは,明日から冬休みに入ります。1月8日まで,17日間のお休みになります。生活のリズムを乱すことなく,年明けには,また元気な笑顔で登校できるよう,お子さんの生活・体調管理をよろしくお願いいたします。
 今年は,家庭訪問・夏休み教育面談のほか,担任と児童の個人面談,フリー参観・教育面談など,児童,保護者の皆様と担任が直接お話する機会をできるだけ多く設けてきました。子供たち一人一人に寄り添い,そのニーズに応えていけるよう,来年も『よいと思ったことは,即実行』を目標に掲げ,教職員一同力を合わせて,子供たちのため,地域のために力を尽くしていきたいと思います。日頃のご支援に感謝申し上げます。どうぞご家族そろってよいお年をお迎えください。
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