伝統文化教育を推進しています
校長室より | 2016.02.08 Monday 08:52
年が明けたと思ったらもう２月です。
寒さも一段と厳しい毎日ですが，子ども達は，兄弟学級で仲良く朝のあいさつ運動をしたり，元気元気タイムに外遊びを楽しんだりしています。1月22日，25日，26日の3日間，元本校校長三浦次夫先生にお出でいただき，全児童が道徳の時間に『茶道の学習』を行いました。子ども達は，三浦先生から，相手と自然を敬い，道具を大切に扱うという「もてなしの心」を学びました。三浦先生が掛けてくださった掛け軸には，「寿」の文字が・・・。お花は椿に白梅。そこには，長寿（命のつながり）と卒業をお祝いする意味が込められていることを知りました。1年生も畳の縁を踏まないように静々と歩き，三つ指ついて「お先に」とご挨拶。香が焚かれた教室茶席には，凜とした緊張感が漂っていました。
2月3日の節分には，「一般社団法人 京都能楽囃子方同盟会」の方々が来校します。舞，笛，小鼓，大鼓の体験学習，17日の本公演では，「絵馬」が上演されます。心に残る和の体験が，子ども達を和やかで穏やかな気持ちにさせ，心の安定，自己有用感の高揚が図られることを願っています。
本年度もあとわずか２ヵ月。とりわけ卒業する６年生は，それぞれがそれぞれの思いを抱いて生活しています。短い日々の小学校生活の中で，下級生に素晴らしい贈り物をたくさん残してほしいと思っています。何かと忙しい毎日を迎えることになりますが，そんな中でも，子どもたち一人一人が自分にできることはないか，ということを考えながら残された２ヵ月を過ごしてほしいと願っています。今月は，19日に今年度最後の授業参観・懇談会を予定してます。今年度の本校の取組の一端をご紹介し，次年度の計画をご紹介できたらと思っております。多くの保護者の皆様のご来校をお待ちしています。 校長 佐藤 深 雪
author : 幸町小学校 | - | -