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仙台市立幸町小学校Blog
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ひとりで幸福になろうとしてもそれは無理よ

 2018年も残すところあと少し。お陰様で今年も大きな事故もなく,子供たちと穏やかな1年を過ごすことができました。保護者の皆様,地域の皆様のご支援・ご協力に感謝申し上げます。
 さて,去る12月6日,仙台市内の小中学校の代表児童・生徒が一堂に会して仙台市 いじめ防止「きずな」サミットが開かれました。本校からは5年児童1名が参加しました。本日の冬休み前お話朝会では,3名の5年生児童が壇上で「いじめをなくすにはどうしたらいいのか」話し合いをしました。三人が語る体験談と,その時の気持ちの素直な振り返りに,フロアーの多くの子供たちが,「そういうこと,ある。ある。」と頷いて聞いていました。最後のまとめをどうしようか迷いましたが,子供たちと導き出した結論は,「どれだけ想像力を働かせて他の人の気持ちを考えられるかが大切」というものでした。
 「ひとりで幸福になろうとしても,それは無理よ」という,昔見た演劇の台詞を思い出しました。人の幸不幸は,その人が置かれた歴史の中でかたどられてきたもの,だから私の幸不幸もほかの人たちのそれと切り離せないというのです。子供たちの居場所である学校・家庭・地域が,誰にとってもしあわせな場所であるように,一人一人が創り上げていくことが,自分自身がしあわせになる一番の近道なのかもしれません。
 2019年も「しあわせいっぱい 笑顔いっぱい幸町」を目指して子供たちとともに歩んでいきたいと思います。どうぞ,皆様よいお年をお迎えください。
author : 幸町小学校 | - | -