鹿野小ブログ

「できた!」をふやす・「どうなる?」をためす・「楽しい!」を見つける
児童が安心して学び、保護者・地域が安心して託せ、教職員が安心して働ける学校を目指して

3月8日 「防災朝会」を開きました

今年も「3.11」が近づいてきました。

震災から11年目となる今年は,震災発生当時,鹿野小学校の校長をされていた,齋藤昭雄先生(現NPO法人MIYAGI子どもネットワーク代表理事)をお招きし,震災当時の鹿野小学校の様子を話していただく「防災朝会」を開きました。

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斎藤先生は,お手製の紙芝居風の資料をめくりながら,当時の様子を詳しく,分かりやすく,話してくださいました。

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地震が来た時は,校長室にある写真の額が宙を舞ったことや,200キロもある大金庫が滑り出し,校長室の真ん中まで動いてきたことなど,揺れのすさまじさや被害の大きさについても話してくださいました。子供たちもそんな話に真剣に聞き入っていました。

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斎藤先生は,被害の様子と同時に,この地域の人たちがいかに協力してこの危機を乗り越えようとしたかについても,話してくださいました。

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そして,お話の最後には,子供たちにこんなメッセージを送ってくださいました。

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大地震は,いつ,どこで起きるか分かりません。学校でも,もし給食を食べている真っ最中だったらどうしますか?もし,家で子どもだけで留守番をしていて,ゲームをしているときだったらどうしますか?基本的には,自分の身は自分で守ることが大事だと思います。その時に自分の命を守るためにできることに,最善を尽くすことです。

絶対に安心,絶対に安全,ということはないと思います。より安心できるように,より安全に過ごせるように,最善を尽くすことが大事だと思います。いざ!という時に,慌てず命を守る行動ができるように,日頃の備えをしっかりしておいてほしいと思います。

11年前の鹿野小学校の先生方と子供たちは,誰ひとり,けがをすることもなく,身を守ることができました。そして,地震の後の避難所暮らしでは,子どもでもできることをみつけ,みんなで力を合わせて,辛い生活を乗り切りました。皆さんもきっとできるはずです。コロナ禍で大変な時ですが,命を大切にして,これからの学校生活,子ども時代をしっかり楽しんでほしいと思います。


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斎藤先生のお話に,御礼の気持ちも込めて,6年生がこんな感想を話しました。

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私は,斎藤先生のお話を聞いて,災害の時には人と人とが協力し合うことが大切だということが分かりました。子どもでもやれることを探して,みんなで協力し合うことができたから,早く復興することができたのではないかと考えました。このコロナ禍の大変な今でも,自分の命や周りの人の命をまもれるような人になりたいと思いました。

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斎藤先生のメッセージが,子供たちの心にもしっかり届いたようです。斎藤先生,本当にありがとうございました。

▽6年生・図工「スチレン版画」。最初に刷り上がった作品に,切り出したパーツの色を次々と載せ,作品を仕上げていきます。

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▽さくら学級の「国語チーム」の授業。担任と一緒に,教材文を正しく読み取る学習です。「これが終わったら,次は○○○をする」という見通しをしっかり持たせながら,授業は進んでいきます。

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▽3年生は理科で学習した「電気」や「磁石」などの働きを利用した「おもちゃ作り」をしています。完成した後は,2年生を招待し,「おまちゃまつり」を開くのだそうです。2年生にとっては,3年生で習い始める「理科」の魅力を感じることでしょう。

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▽今日の給食のメニューは「6年生が考えた献立」第1弾。

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こんなことができるのも「自校給食」の強みですね。

▽5年生の教室に行くと,Chromebookのキーボードを叩く,小気味いい音。社会科のしらべ学習で,視点ごとに調べ学習を進め,色別のカードに打ち込んで,共有するのだそうです。

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子供たちの手もとを見ていると,キーボード入力(タイピング)の力が大きく伸びていることを実感します。それだけ活用してきたということですね。

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そのうち「ブラインドタッチ」で入力する子も現れるかもしれません。
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