鹿野小ブログ

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児童が安心して学び、保護者・地域が安心して託せ、教職員が安心して働ける学校を目指して

1月21日 「『土』の学校」を目指して〜CS説明会

今日は,「プレ学校運営協議会〜コミュニテイ・スクール(以下CS)説明会」を開催しました。

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この会にはコミュニテイ・スクールの運営の中心となる「学校運営協議会」の委員になっていただく予定の12名の方をお招きし,市教育委員会のCS担当指導主事から制度について説明していただきました。

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質疑の時間には,様々な質問や感想が交わされ,参加者でCS制度への理解を深めました。

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会の冒頭で「校長挨拶」として話した内容を紹介します。CSを理解する一助となれば幸いです。

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今日は,次年度から鹿野小学校が導入する「コミュニテイ・スクール」という制度について,皆さんとともに,理解を深める会として設定させていただきました。詳しくは,このあと,仙台市教育委員会からお招きした講師の先生に説明していただきますが,「コミュニテイ・スクール」とは,一言で言えば「地域が運営する『地域の学校』づくり」ということになるかと思います。

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運営の責任者はもちろん「校長」ですが,校長とともに運営の中心となる組織が「学校運営協議会」と呼ばれる組織です。この「学校運営協議会」がある学校を,制度上,「コミュニテイ・スクール」と呼んでいます。

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その協議会委員として,ぜひこの鹿野小を支えていただきたい方々に,今回集まっていただいております。この学校で仕事をしてきた約2年という時間の中で私が出会い,お話を聞き,お話しをし,私が「この方ならば」と思った方に声を掛けさせていただきました。

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ご存知のように,この鹿野小学校は,その創立当初から,地域としっかり手を携えてきた学校です。約70年前,超マンモス校だった長町小からの分離独立を目指したときにも,地域の方の子供たちを思う「思い」や「願い」があったと記念誌等で読ませていただいております。

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また,この地域には,「鹿野学区教育振興連絡協議会」(教振連)という,他校に類を見ない学校支援組織を40年以上も前から設置してきたという歴史と伝統があります。この組織は,まさにこれから取り組もうとしている「コミュニテイ・スクール」の理念に繋がる「学校と地域の連携」のモデル,源流といえる,すばらしいものです。

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さらに,本校学区には,2つの「連合町内会」をはじめ,「鹿野小PTA」「鹿野学区民体育振興会」「鹿野地区民生委員児童委員協議会」「鹿野児童館」「子育て支援クラブ」「各地区子供会」「防犯ボランティア」「かのっこ太鼓」等々,子供たちと直接関わる組織が多数存在します。

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鹿野・緑ヶ丘地区は,創立から今日に至るまでの間,宮城県沖地震や東日本大震災で甚大な被害を受けた地域ではありますが,長年培ってきた学校と地域が連携する力で,復旧・復興を遂げてきた学校と地域でもあります。

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こうした歴史と伝統を持つこの鹿野小学校に,新たな制度である「学校運営協議会」をいち早く設置し,様々な組織とこれまで以上に連携し,協力いただきながら,鹿野小を「子供たちが安心して学べる場」としていくことの意義は,大変大きいと考えます。そこで,仙台市の設置完了予定よりも,1年前倒しをしての設置を考えました。ぜひ,御理解いただければと思います。

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ところで,私は,この学校に来る前,牡鹿半島にある小さな漁村の学校におりました。へき地の小学校ですので,先生方は3,4年をサイクルに次々と変わっていきます。しかし,浜の人たちは,「おらほの学校」として,学校を,子供たちを,そして,教職員を,大変大切にしてくださいます。教職員の数も少ないので,運動会や学芸会といった学校行事も,準備から後片付けまで地域の方にたくさん手助けしていただきました。子供たちは,地域の方からとてもかわいがられており,たくさん声を掛けてもらっていました。

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しかし,震災後,過疎化・高齢化,少子化が一層進み,私がいた頃は,児童数は8名までになりました。それまでやっていたお祭りや行事などもできなくなったり,規模を縮小せざるを得なかったりもしました。このことを浜の人たちは「さびしいなや…」と本当に寂しがっておられたのを今でも思い出します。

仙台の学校しか知らなかった私が,そこで一層強く思ったのは,「子供は地域の宝」ということ。そして,「学校は地域住民のもの」ということです。

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地域の宝が学ぶ学校は,地域住民のものです。地域の学校がそこにある限り,未来の地域を作る人材がそこで学び続けます。鹿野小約70年の歴史の中でも多くの子がこの学校で学び,巣立っていきました。今は「保護者」となって,この学校にお子さんを通わせ,学校に手を貸してくださっている方もいます。本当にありがたいことです。

私たち教職員にはどうしても異動・転勤がありますが,教職員は去っても,学校・地域はここに在り続けます。ある方は「校長・教職員は『風』,地域・学校は『土』」という表現をされました。よく「校長や教職員が代われば学校が変わる」と言われるのは,「土」の学校を作っているのではなく,「風」の学校を作っているからです。

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地域住民が「土」を耕し続ける限り,地域の学校はしっかり根を張ります。たとえ,大きな災害や感染症,あってはならない子供の事故や教職員の不祥事が万が一起きてしまったときなど,強い風が吹き大きく揺れ動いても,必ず根を張った木は復元します。私たち「風」の仕事は,その「復元力」を高めることです。PTA,連町,体振,民児協,児童館,子支ク,防犯ボラ,太鼓そして,教振連など,いわば,多様な肥料の混じり合った豊かな「土」は,全ての子供が安心できる学びの場を作ると確信しています。

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10年先,20年先の鹿野・緑ヶ丘の未来を見据えて,ぜひこの取組に御協力をお願いします。


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こんな挨拶をさせていただきました。

ところで…先日実施した「教育活動アンケート」で「CSの進捗状況の理解」についてお聞きしたところ,以下のような結果でした。

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他の質問項目に比べても「わからない」という回答率が大変高く,このブログでは9月12月に,また,12月の学校だよりでもCSの話題に触れたものの,まだまだ説明不足だったことを反省しているところです。今回の紹介でよりCSへの理解を深めていただければ幸いです。CS設置の準備は着々と進んでおります。

▽今日の給食のメニューはこちらです。

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「ごはん」は,たくさんの「麦」が入った「麦ご飯」です。

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▽5年生は社会学級の皆さんとコラボレートした特別授業を受けました。講師は,社会学級の皆さんが「小豆作り」で数年来お世話になっている秋保「くまっこ農園」のWさんです。5年生が総合的な学習の研究テーマとしている「SDGs」との関連授業です。授業後に子供たちが書いた感想がすばらしいと褒めていただきました。

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▽6年生もGTをお呼びしての特別授業。明治乳業から講師の先生をお招きし,国際理解の授業を受けました。テーマは「チョコレートの原料・カカオ」。カカオを通して,ブラジルの文化や,栽培に従事した日系移民の方の歴史を学ぶ授業です。

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▽2年生は,学級活動の時間に「『たのしい学校』『いい雰囲気の学校』ってどんな学校だろう」というテーマについて,みんなで話し合っていました。2年生が年間を通して取り組んできたp4cという手法を用いた話し合いです。自分の意見を言おうと次々に手が挙がる姿に成長が現れていました。「こども哲学」のような雰囲気もある授業です。

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▽3年生・毛筆書写「正月」。3年生から始まった「毛筆書写」。筆づかいもこの1年でだいぶ上達しました。今日は,「横画」「縦画」に注意して書きます。「トン,スー,トン」が合言葉です。

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▽オミクロン株が猛威を振るっており,市内の小中学校も次々と臨時休校(仙台市は基本「1日」)になっています。予想はしていたものの,その感染力はすさまじいです。

鹿野小学校は,昨年来「だてマさむネの約束」を合言葉に全校で感染予防対策を続け,幸いなことに,ここまで「臨時休校」はせずに来ています。しかし,こうした状況の中では,今後「臨時休校」をしないで済むかは全く分かりません。今後,万が一そうした事態になったときは,緊急配信メールでお知らせしますので御確認・御対応をお願いします。

こうした状況の中で大切なのは,感染防止はもとより,「濃厚接触者にならない・させない」ということです。そのためには,まずは,マスクの着用が大切です。

また,「万が一」を考え,「子供の体調が優れないときは学校を休ませる」という御判断も大変有り難いことです。ぜひ御配慮いただければ幸いです。

もちろん,感染した方への偏見や差別などは,けしてあってはならないことです。学校でも繰り返し指導していきます。

今週末もしっかり健康管理をし来週も元気に学校に来てください。待っています。
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