鹿野小ブログ

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伸ばす音

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促音(小さい「っ」)や長音(「ばあ」など),拗音(「しゃ」など)と言われる特殊音節の読み書きは,子供たちにとってつまずくことが多い学習内容の一つです。今回は,長音と呼ばれる伸ばす音について述べたいと思います。長音も促音と同様に,「多層指導モデルMIM」という国立特別支援教育総合研究所において開発された指導方法を取り入れています。
 
 日本語の伸ばす音の表記には,以下のような決まりがあります。これは,文部科学省文化庁により定められています。
 .⇔鵝覆◆い,さ,た,な,・・・)の長音は,ア列の仮名に「あ」を添えて書く(「おかあさん」,「おばあさん」など)。
 ▲の鵝覆ぁい,し,ち,に,・・・)の長音は,イ列の仮名に「い」を添えて書く(「おにいさん」,「おじいさん」など)。
 ウ列(う,く,す,つ,ぬ,・・・)の長音は,ウ列の仮名に「う」を添えて書く(「ふうせん」,「くうき」など)。
 ぅ列(え,け,せ,て,ね,・・・)の長音は,エ列の仮名に「え」を添えて書く(「おねえさん」)。
 ゥ列(お,こ,そ,と,の,・・・)の長音は,オ列の仮名に「う」を添えて書く(「おとうさん」,「そうじ」など)。

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そして,い鉢イ砲弔い討蓮の祿阿あり,注意する必要があります。
 い離列は,上記のルールに従うのは「おねえさん」のみであり,エ列の長音の多くはエ列の仮名に「い」を添えて書きます。そのため,「多層指導モデルMIM」においてはエ列の長音は「い」を添えて書く,と理解させ,「おねえさん」のみ例外として覚えさせるという指導の流れになっています。
 イ離列には,「とおい(遠)」,「おおきい(大)」,「こおり(氷)」などの例外があります。これらは歴史的仮名遣いにおいて,オ列の仮名に「ほ」または「を」が続いていたといわれています。小学生の段階で使うオ列の例外は少ないので,これらも覚えさせてしまいます。「多層指導モデルMIM」では,オ列の長音の例外を覚える歌とそれに合わせたイラストが提示されています。
「とおく(遠く)の おおき(大き)な こおり(氷)のうえを
 おおく(多く)の おおかみ(狼) とお(十)ずつ とおっ(通っ)た」
 この歌を「森のくまさん」の替え歌で歌う実践例もあります。
 
 子供の理解の様子に合わせて一つ一つ丁寧に指導し,力を付けさせていきたいと考えています。
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