鹿野小ブログ

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「ねこ」と「ねっこ」

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 促音(小さい「っ」)や長音(「ばあ」など),拗音(「しゃ」など)と言われる特殊音節の読み書きは,子供たちにとってつまずくことが多い学習内容の一つです。そこで,子供たちがこの内容をよく理解できるようにするために,「多層指導モデルMIM」と言われる指導方法が,国立特別支援教育総合研究所において開発されました。はぐくみ教室でも子供の様子に応じてこの指導方法を取り入れています。
 子供たちの書いた文章を読んでいると,「たのしかたです。」,「がんばた。」などのような表記を見ることがあります。このような場合には,促音(小さい「っ」)について,取り上げて学習していきます。
 平仮名や片仮名は原則として一音節に一文字が対応しています。しかし,促音のような特殊音節は音節と文字が一対一で対応していません。このような特殊性は,子供たちにとって特殊音節を理解しにくくしたりつまずかせたりしている要因の一つになっていると思われます。
 そこで,このような音節を理解して正しい表記につなげていくための手立てとして,視覚化(音の特徴を表した記号)と動作化(音の特徴を表した動作)を行わせます。「音を聞く」,「音を発する」というだけでなく,「見る」,「動く」というようないろいろな感覚に働きかけることで,音の特徴を捉えやすくさせていきます。
 
 促音における基本的な指導方法は以下のようになります。
 .ぅ薀好箸鮓て音を確かめる「ねこ」,「ねっこ」。
◆ゝ号「○」を使って音を視覚化する。「ねこ」と「ねっこ」の違いから,発音しな
  い音「っ」に気付かせ,そこを記号「◦」で表すことにする。
 大きい丸「○」では手をたたき,小さい丸「◦」では手をたたかずに両手をグー
  にする(音の動作化)ことを伝え,繰り返してルールに慣れさせる。
ぁ_擦筏号を確かめながら,対応する文字を示す。

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 このような視覚化や動作化のルールは,特殊音節の習得のための手立てとなります。そして,この方法を実践することにより,文章を書くときに子供自ら手をたたいて確かめる姿が見られているという報告もあります。日常の文字指導の中で,随時取り入れてルールの確認を繰り返すことで,表記に迷ったときに児童自身が使える方法として定着させていきます。

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