鹿野小ブログ

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アイロンビーズ

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 発達に課題を持つ子供の特徴の一つとして,体全体の運動や手先の動作にぎこちなさがある場合があります。自分でイメージしていることと実際の動作に違いがあるため,思うように作業を進めることが難しくなります。具体的には,鉛筆の持ち方や筆圧の調整,字の形を整えて書くこと,はさみや箸の使い方などの細かい作業が苦手なことがあります。また,姿勢が悪くなってしまう,縄跳びの跳び方やボールの投げ方がスムーズにいかないなどという様子が見られることもあります。
 はぐくみ教室では,運筆の練習をさせたり,はさみ,箸などの道具を使わせたりする機会を設けています。縄跳びの練習やキャッチボールなどを行うこともあります。このような直接的な指導を行うことで,少しずつできることが増えてきます。
 ただし,運動や動作を苦手とするという子供の特性そのものが変化するというわけではありません。そこで,子供たちがこのような苦手さを持ちながらも興味を持って取り組むことができ,そしてこのような特性にアプローチしていく学習活動の一つとして,「アイロンビーズ」に取り組ませることがあります。「アイロンビーズ」とは,小さなパイプ状のビーズを専用のプレートの上に並べて絵柄を作り,アイロンなどの熱で溶かしてプレート状の造形をさせる学習用教材です。作業には細かい手先の動きが要求されるため,作品を作ることのみならず,苦手な動作の改善につながります。また,時間と根気も要求されるため,集中力を向上させることにもつながります。そして,作品を完成させたときには達成感が得られます。このような活動を通して,作業を最後までやり遂げるとその後に喜びがある,ということを子供たちに経験させています。
 なお,このような特性やこれらを改善させるための活動は,「目と手の協応(動作)」,「微細運動・粗大運動」などと言われています。IMG_1724.jpg
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