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企画展「わらと生活」
来館者アンケート結果

ごあいさつ

 令和2年度2つ目の企画展「わらと生活」には新型コロナウィルス感染症が広がる最中に7月18日から展示を開始し11月3日まで開催し,期間中には3,373名のお客様にご覧いただきました。例年と比べれば少ないものの、感染症対策のため大きなイベントを中止した状況の中でもこれだけたくさんのお客様が当館にお越しいただきました。職員一同、心より感謝申し上げます。
 「わら」は昭和30年代までは衣食住、交易や交通の運搬の素材として、あるいは信仰や祭りなど、人々の生活に欠かすことができないものとしてさまざまな場面に利用されてきました。しかし、機械化が進んだ今では「わら」はコンバインによってカットされ、「わら」の束を目にすることは極めて少なくなり、かつて「わら」の持つ実用的な機能や役割、わら製品に見られる生活美についてはいつの間にか忘れ去られるようになりました。
 今回の企画展ではたくさんのわら製品を展示し、かつて「わら」とともに暮らしてきた人々の生活文化を紹介してまいりました。期間中は「わら」をご覧になって懐かしまれる方、わら製品のすばらしさに見入る方などじっくりとご覧になられる方が見受けられました。
 アンケートにご協力いただいた方は90名とやや少なかったものの、皆様の貴重なご意見を受けてより良い資料館の運営や、魅力ある展示に努めてまいります。市民の皆様には今後も仙台市歴史民俗資料館の事業にご理解とご支援をいただきますようお願い申し上げます。


 2020年12月  館長  鶴谷 研


期間:令和2年7月18日〜令和2年11月3日
来館者数:3,373人
アンケート回収枚数:90枚



1.性別・年代・居住地





  
新型コロナウィルス感染症の影響もあるのでしょうか、20歳未満(学生)・20代〜50代・60代以上がそれぞれ約3分の1と例年よりは若い世代の方が多く来館いただいています。また、4分の3は仙台市内からお越しいただき、県外からお越しなる方は少なかったように思われます。



2.来館回数
               


 初めての方が半数以上ですが、次に
4回以上の方が見られました。「わら」を利用した生活を覚えている世代がお越しになっているものと思われます。

3.気に入った所

 
気に入ったところは外観・内観、常設展示、企画展示とほぼ同じ割合で回答いただいております。初めての方は建物や常設展に、複数回お越しの方は企画展に興味を示されているのではないかと思われます。



4.今回の企画展をどこで知ったか

 市政だよりや当館で用意したチラシで今回の企画展を知った方も多いのですが、来館されて初めて知った方が多いのが目立ちます。広報については町内会の回覧や公所など関係機関へのちらし・ポスター配布、さらには資料館ホームページでも行っていますが、さらに工夫をして周知を図りたいと思います。


5.資料館までの主な交通手段
         

 自家用車や徒歩、自転車、バス・電車等の公共交通機関を利用してお越しいただいております。資料館専用の駐車場がないのでご迷惑をおかけしておりますが、当館も榴岡公園の敷地をお借りしての運営となっておりますので、どうかご了承願います。


6.企画展の内容はどうか
         

 「とても満足」「満足」と回答いただいた方が9割と企画展「わらの生活」をご覧いただき楽しんでいただけたことと思います。今後も魅力ある展示を行えるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


7.また来館したいと思うか
           


 「ぜひ来館したい」「機会があれば来館したい」とほとんどの皆様に評価いただきました。特に今後もさまざまな企画を用意し、市民の皆様に足を運んでいただけるような機会を多く設けていくよう努めてまいります。


8.企画展・資料館への意見・感想・要望
性別 年代 居住地 ご意見
女性 70歳以上 若林区 解説、体験、講座を同じ日にしていただけると良かったと思います。体験は、縄ないだけでなく何かひとつ作ってみたい(例:ナベしき)と思いました。
無回答 40歳代 宮城野区 (畳の)昔ながらの製作手法が紹介されていて、近代との比較が考察されていて大変興味深かったです。畳の表だけを替えれば現代の集合住宅では用は足りているのも理解しました。何でも「昔ながらの」と付くのが「天然素材=いいもの」でもないという事も。しかし昔の家屋では、排室湿、吸湿は必要だったのかもとも想像します。文化の中のワラが拝見できて良かったです。
女性 小学生以下 宮城県 夏のクイズラリーのもんだい5のたわらが、米がこぼれないようになっていたり60kgの米がはいるのは、すごいとおもいました。
男性 20歳代 青葉区 わらが暮らしと密接な関係にあったことをより印象づけるため、直接手に取ることができるコーナーなどがあれば、小さな子供も楽しめるのではないでしょうか。引っ越してきて日が浅いので、地域のことをより深く理解するための助けになりました。ありがとうございます!
男性 70歳以上 青葉区 道具を使ってる絵とか写真がもっと多くあれば若い人にも良いと思う。
女性 50歳代 その他 自分の使うものは自分で作る、作れるってとてもうらやましい、と思う一方たいへんな労力や手間の要ることでもあるし、働きづめでないと生活がまわらないのではないかと想像すると頭がくらくらするような感覚がします。私は現代で楽に生きてるなって思います。
男性 20歳代 若林区 常設展では実家や祖父母の家で見たことがあるものが多かったが、今回の企画展は似たようなものは見たことがあるもののほとんど見たことがないものばかりで新鮮だった。
男性 50歳代 太白区 貴館の展覧会を観覧していつもいろいろ学び得るところ大ですが、展示品がいつどんな場所で用いられたかについて、特に使用時期についての説明が大抵欠けているのが残念です。調べがつかないから説明を添えようがないのかもしれませんが、面倒でも各説明プレートに「使用時期は不明」とか「おそらく昭和●年代頃までは使われていたらしい」とか何か言及がないと折角のよい企画も歴史資料として片手落ちになってしまうのではないでしょうか。
女性 70歳以上 若林区 見るものすべてがとてもなつかしく思いでいっぱい。元気でいたら又来たいと思います。今日は娘につれて来てもらいました。いつも感激して〇り又思い出にふけります。又きっと来たい場所の一つです。ありがとうございました。
男性 70歳以上 泉区 〇福島県(川俣町出身で現在は泉区南光台)に住居を持ち、生活しております。母が隣村の水島出身で、カヤブキの大きな家で子供の頃母に連れられて遊びに行き、煙草の葉の干したものを手で伸ばしたり、いろいろと農家の暮らしを体験しました。ご飯は囲炉裏のそばで箱ぜんでした。
〇今から77年前5才位のときにここの練兵場があるときに訓練中の父に会いに来たことがあります。
男性 20歳代 その他 ワラにも多様な用途(指サック、ミノ)があると、この展示で分かった。四連隊コーナーも充実していたが、戦歴について詳しく書かれていると良い。特に太平洋戦争中はガダルカナル島に出撃したこともあるところなので掘り下げても良い。幼年学校について言及されているのも長所である。陸軍の飛行学校に少し触れても良いのではなかろうか?
女性 50歳代 宮城県 平成16年にも同様の展示をされたようですが、よい内容の展示は10年周期ぐらいでくり返してもいいと思います。年々、昔を知る人は少なくなりますので、どんどん貴重な展示・展示品になって行きますから。
男性 小学生以下 青葉区 またもう一度、やってみて下さい。
男性 30歳代 その他 展示品は触れてはいけない物の詳細の情報が欲しかった。
・鉄かぶと…重さは何kg?
・三八式銃…撃ってる動画の展示など
古いものが大切に保管されていて良いと思います。
男性 70歳以上 太白区 1.良くもこの様に藁製品を集められましたネ。
2.昔子供の時代を思い出します。
3.自分でも藁をなったり、ぞうり、わらじなどを作って利用しました。
4.藁で作った現物はぜひ残してほしいものです。(昭和30年代までは使用してましたから)
男性 20歳代 太白区 自閉症ですが、とても楽しめました。
男性 70歳以上 宮城野区 日本はわら文化なんだと。いろいろ工夫され発展させられ生活向上に役立てていること。綿をどうやって糸、そして服(着物)にするのかわかって良かったです。
女性 60歳代 太白区 昭和の時代がなつかしく思い出されほっとします。わらは、とても興味深かったです。
女性 20歳代 その他 展示されているわら製道具がきれいでよく手入れされているかなと思いました。当時の実際に道具が利用されている写真があればいいなと思いました。
女性 20歳代 その他 農業とわらの関わり、利用のしかたなど知られて良かったです!また来ます!
女性 小学生以下 宮城野区 すごく昔のことが知れてよかったです。
男性 20歳代 若林区 満足。使用図がもう少し増えると尚良い。
女性 小学生以下 宮城野区 とても良い所でした。
女性 30歳代 その他 〇祖母が懐かしむと思うので、写真を見せてあげたいと思います。ありがとうございました。
〇古き良き日本を次の世代へと伝えていける、素晴らしい資料館だと思いました。5歳の息子と来ましたが、興味津々でとても楽しそうでした。特に、自衛官に憧れている息子は四連隊コーナーがお気に入りでした。どうもありがとうございました。次は旦那と兄(小3)と共に来ます。
女性 小学生以下 青葉区 わらがいろんな形やものに作れるのがすごい!!
女性 60歳代 太白区 特に要望はありません。こんなに近くに昔の心持ち、気持ちにひたれる所があったのには、驚きました。「わら」が理解出来る年になりました。祖父母は、わらの布団で寝ていました。昔の子供時代のしあわせな時間にタイムスリップできました。今年は、お盆のお墓参りもせずに、後ろめたい気がしていましたが、ありがとうございました。育ててくれた祖父母や両親に感謝です。皆、働きものなのに、私はぐうたらで“無になって”もっと働かなければ、と思っています。昔は昔なりのぜいたくがある。失ったものを求めている自分が、どこか世の中の空気と違うものを求めて生きている。現実をみつめ的をしぼらねば。
男性 40歳代 太白区 体験ができるコーナーを充実させてほしい
女性 40歳代 宮城県 子どもたちが興味をもったので入りました。昔の生活を知ることは、物を大切にする心を思い出させてくれました。かわらず残したい文化もあるなあと感じ、わらを、色々な物にかえて使う工夫の数々をみてとても刺激になりました。ふだんたべている米ですが、その作られ方を子どもたち(2年生、年中)は今回初めて知りました!!ありがとうございました!!
女性 16〜19歳 太白区 良いと思いました。(体験してはみたかった…。)
男性 70歳以上 太白区 攵の実家も農業。養蚕の手伝い、田の代かき等、千歯扱等体験しているので、わらの効用、大切さは承知しています。小中学生対象にわらの世界、歴史を紹介、体験する機会は教育行政に欠かせないものと思います。米作り日本、米のできるまでのプロセスは知るべきです。仙台に素晴らしい貴館があるのに、より多くの市民に利用していただきたい。
女性 20歳代 太白区 当時発行されていた雑誌や教科書類を手に取って読めることが嬉しかったです。ほとんどの博物館だと展示のみなので…。企画展に関して、パネルの面積に対して写真のサイズが小さいなと感じたので、もう少し大きく掲載していただけると見やすいかと個人的には思います。とても興味深い展示でした。信仰の部分が特に見入ってしまいました。ありがとうございました!
女性 20歳代 若林区 わらでの生活は素朴だが大変だったと思う。今の生活がいかに有難いか実感した。
男性 60歳代 太白区 シメ縄とかワラポッチなどの作品も見れたらと思いました。
女性 70歳以上 宮城野区 昔小さい頃を思い出し、なつかしく思い感動しました。田舎に住んでいたころ(生活していた頃)をなつかしく思いました。子供達にも見てほしいです。
男性 70歳以上 青葉区 昔の生活を思い出す。実家が蚕農家でワラに囲まれた生活。今の様に機械苅りでなく鎌(手)で苅り、その稲ワラを生活用品に使っていたし、親が夜なべでワラ生活用品を作っていた。正月飾りなども作った。ワラゾウリも使っていたことを思い出した。
女性 30歳代 その他 受付の人の応対が良かったです。
女性 70歳以上 泉区 私は昭和21年生まれです。大家族で、祖父母と留守番しながらワラぞうり、背中当て、縄ない等を教えてもらいました。あの当時の生活が再現されていて、とてもなつかしく拝見させていただきました。ありがとうございました。
男性 50歳代 若林区 貴重な文化財を公開していただき、非常に有難いです。
男性 70歳以上 その他 山刀伐は大変良かった。山あいの小さな部落のわら細工愛好会ですが、資料が沢山あって勉強になった。
女性 70歳以上 青葉区 子どもの頃、母の実家(鹿島台町志田谷地)で見た物、風景がたくさんあって懐かしい。時々見学に来て、昔のことを思い出しています。
女性 70歳以上 太白区 おもしろかった(昔の事が)
女性 16〜19歳 泉区 楽しかったです!
男性 70歳以上 宮城県 わらが広い用途に使われていたことが理解できた。今は、田んぼに残されてしまうのはもったいない。プラスチックの海洋汚染問題への対策として、わらを使う技術が開発できないものかと思った。