| 「豊潤の閉校に向けて〜誰もが納得する豊かで実り多い学校の終末を〜」 仙台市立仙台図南萩陵高等学校長 渡邊 典男 仙台市立仙台図南萩陵高等学校は大正13年に開校した旧制の仙台夜間中学校を前身とし,その後幾多の変遷を経て,昭和58年仙台図南高等学校と仙台市立女子高等学校が統合されて現在に至りました。その間、普通科教育と併せて商業教育あるいは衛生看護教育等,常に先進的な教育機関として,働く青少年に学習と修養の場を提供し,幾多の有為な人材を輩出してまいりました。その歴史の中で先輩諸氏が旺盛な向上心と学習意欲を拠り所として,それぞれの目標や夢を現実のものとしてきました。しかし,学校教育を取り巻く社会環境の変化や定時制高校に対する社会的要請の変化により,これまでの輝かしい歴史と社会的使命を仙台市立仙台大志高等学校に託して,本年度末を持って閉校することとなっています。 一昨年度から入学生の募集が停止されたことにより,現在は4年次以上の生徒39名が在籍しています。学校規模が縮小していくにより,学習活動や課外活動が制限されることもありましたが,一つひとつの課題を着実に乗り越えてきました。残された時間を潤いのある豊かで充実した時間として生徒・職員全員で共有できることを願っています。 閉校という歴史的節目に立ち会うこととなった生徒たちは,一抹のさみしさを抱えながらも有終の美を飾るべく図南萩陵生としての気概と誇りを持ち,心を一つに最後まで充実した高校生活を送るべく努力しているところです。 (巻頭に掲げました閉校に向けてのスローガンは第11代校長 遠藤和秀先生が掲げられたものです。) 教育目標 清 く:「いま、努力する」ことを惜しまず、勤労を尊び、清潔で誠実な人間を育成する 明るく:進んで心身を鍛え、明るく楽しい生活の中に、常に自己の向上を求める人間を育成する 強 く:自主自律、自己抑制力に富み、社会の秩序を重んじ、さらにその向上発展に努力する人間を育成する |