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校長 庄子 修(しょうじ おさむ)
2学期の前半を終えて
今年も残すところあとわずかとなりました。大震災のあった2011年は,おそらく歴史に刻まれる年となるでしょうし,また,誰にとっても生涯決して忘れることのできない年となるに違いありません。
本校の校舎の復旧工事もまだ続いているところですが,こうした中で,本校の生徒たちがどんな学校生活を送ってきたのか,その様子については,毎月「学校だより」で紹介しているところです。2学期の前半を終えるにあたって,その足跡をあらためて振り返ってみたいと思います。
秋刀魚の3枚おろしとつみれ汁(10月6日〜25日)
富沢市民センター,仙台おさかな普及協会,地元の野菜農家が連携した事業で,男性料理サークル「賢和会」の高橋二義さんを講師とした「秋刀魚のつみれ汁」づくりが,今年も1年生の家庭科の時間に行われました。普段秋刀魚どころか,包丁さえ握ったことのない生徒たちでしたが,延べ70名にものぼる「サポートかしわ」や保護者の方々の協力をいただいたお陰で,9クラスの生徒全員が秋刀魚を3枚にさばき,つみれ汁にしてその味覚を味わいました。
1年6組の学級新聞には,「3枚おろしをきれいにできるまでの道のりは長そうだが,自分たちで作った味に納得がいった。」という記事が載っていました。また,「わかあゆ学級」の1年生も,それぞれの協力学級に入って,一緒に活動したわけですが,中には,魚料理が苦手で2・3日前から「登校したくない」と話していた生徒が,授業後の感想文に,「魚が好きになった」と記し,スタッフを喜ばせてくれました。
新人大会などでの活躍(10月8日〜)
1・2年生が主体のチームとなって練習に励んできた部活動。その成果を試す仙台市の新人大会で,たくさんの部が入賞を果たしました。会場の都合で,保護者や1年生部員の応援ができないところもありましたが,それぞれの選手たちが練習の成果を発揮しました。さらに,県大会に出場して活躍した部もあります。特に女子バレーボール部は,宮城県の大会で見事に優勝するという快挙を成し遂げました。また,柔道の男子団体でも準優勝するという,華々しい活躍ぶりでした。その後も,野球部が2つの大会で優勝するなどして,職員室前の廊下には,この秋に獲得した優勝カップが9つも並んでおります。校長室前の廊下には,すでに夏の中総体などで獲得した10個の優勝カップが並んでおり,来校するお客様たちを驚かせております。選手たちには,「新人大会は決してゴールではない。来年への通過点だ。」という思いがあり,負けて落胆せず,勝って油断せず,その後の練習に励んでおります。
オープン富中(10月15日)
「仙台市学びのコミュニティ推進事業」の1つで,太白区中央市民センターが事務局となって組織されている「とみざ和がっこ」。その主催による「オープン富中」が,今年も開催されました。これは,近隣の小学5・6年生とその保護者に,中学校の授業などを体験してもらい,中学校をより身近に感じてもらおうということで,3年前から行われているものです。今年は,震災の影響もあり,年に1回だけの開催となりましたが,集まった40名の児童や保護者の方は,数学や英語など4つの授業を体験したり,実際に部活動で汗を流したりと,楽しそうな表情で参加していました。アンケートには,全員が「参加して良かった」と回答しており,「中学生になるのが楽しみだ」という意見が多く寄せられました。
なお,2月12日には,同じく「とみざ和がっこ」主催で,小中学生が店などを出して子供の街をつくり出す「かしわシティ」が予定されており,今,その準備が着々と進められているところです。乞うご期待。
特別支援学級卓球大会(10月19日)
仙台市内の特別支援学級の生徒たちが一堂に会して行われる「仙台市特別支援学級卓球大会」が,青葉体育館で開催されました。この大会は,例年仙台市の中総体が行われる6月に開催されるのですが,今年は震災の影響で,この時期の開催となったようです。本校からは12名の「わかあゆ学級」の生徒たちが参加しました。この日のために,わかあゆの生徒たちは一生懸命に練習を重ねてきており,当日は保護者が声援を送る中,実力に応じたそれぞれのグループで,よく頑張りました。その結果,4名の生徒が入賞を果たし,学校での伝達式では全校生徒の前で,大変誇らしげな表情を見せてくれました。
茶道体験(10月26日〜11月4日)
日本の伝統文化である茶道に親しみ,「もてなしの心」を学ぶと同時に,受験を控えている3年生に自分自身の心と向き合ってもらおうと,「茶道体験」を実施しました。これは11月上旬にかけて,普段柔道で使っている武道場の畳の上で,1つの学級ずつ3年生全員が体験するものです。講師は,裏千家淡交会教授で,本校茶道部の外部講師をお願いしている小池昌宗先生です。事前の準備や当日の菓子配りなどには,多くの保護者や「サポートかしわ」のサポーターが関わってくださいました。生徒たちは,しびれた足をさすりながらも,お茶の点て方や戴くときの作法,さらには,掛け軸や生け花の意義なども学ぶことができました。この内容は,10月27日の河北新報にも掲載されております。
小学生と合同の英語授業(10月28日)
新学習指導要領の実施により,小学校では5・6年生を対象に,今年から外国語の授業が行われています。そこで,本校の3年生が合同の英語の授業を行いました。夏には,西多賀小学校の6年生3学級が本校に来ましたが,今回は,本校の生徒が富沢小学校に訪問しての授業です。内容は,一緒にゲームをしようというものですが,説明の段階から日本語は一切使えません。3年生の生徒たちは,小学生の視線と期待を一身に浴びながら,必死になって英文を考え,小学生を動かしました。活動を終えたときには,達成感の中に安堵の表情もうかがえ,小学生よりも中学生の方に大きな成果があったようです。
こうした取組ができるのも,移動中の安全確保に努めていただく「サポートかしわ」の方々のご協力があってのことです。授業の補助に関わっていただいた方もおり,本当に感謝しております。
運動会(10月29日)
雨のために1週間延期となっていた運動会が,さわやかな秋晴れのもとで開催されました。
昨年度との大きな違いは,応援席が縦割りの学級ごとになったことです。練習の段階から縦割りの結束力を高めてきただけに,当日は3年生が1・2年生をリードして応援するなど,昨年以上の盛り上がりを見せてくれました。部活動以外で,上級生が下級生をリードするという場面はあまり目にすることがなく,とても温かなその雰囲気に心が和みました。縦割りでは,1組が総合優勝に輝きましたが,入賞の有無に関係なく,どの学級も仲間同士の結束が強まったことを実感したようです。
また,自転車の整理をしてくださった「サポートかしわ」の高橋さんが,「自転車の数が,昨年よりもはるかに多く,驚きました。」と話してくれたとおり,たくさんの保護者の方々においでいただき,本当にありがとうございました。
動き始めた同窓会(10月31日)
毎年卒業式前日に行われる入会式への代表の参加だけで,ここ10年ほど動きがなかった同窓会。この日,臨時役員会が開催され,規約に則って,役員などの組織を強化しながら,母校への支援が動き始まることになりました。さしあたっては,中総体での活躍を記した横断幕を校舎に掲げるための資金援助が了承されたところです。近いうちに設置される横断幕を見ながら,6,000人を超える同窓生の皆さんに,生徒とともに感謝したいと思います。
2年生のマナー研修会(11月2日)
地元放送局の元アナウンサーで,現在はフリーで活躍している志伯暁子さんを講師に迎え,挨拶の仕方などを学ぶマナー研修会が開かれました。ここでは,お詫びをする時とお礼を言う時の頭の下げ方の違いや,お客様に対する言葉遣いなど,社会に出たときに備えた基本的なマナーを学びました。2週間後には職場体験も控えており,生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。私たち大人も,改めて学んだことがたくさんありました。
3年生の進路説明会(11月4日)
いよいよ本格的な受験シーズンの到来です。3年生の生徒と保護者を対象とした進路説明会が開かれました。これまでに3年生の教職員が収集に努めてきた私立と公立の受験情報を,それぞれ分かりやすく説明するものです。1週間前の運動会のときとは打って変わって真剣な3年生の表情が,そこにありました。受験は団体戦。頑張れ3年生。
仙台市PTA復興応援フェスティバルへの参加(11月6日)
第8回目を迎える仙台市PTAフェスティバル。大震災のあった今年は,「復興応援フェスティバル」と銘打って,勾当台公園と市民広場を会場に開かれました。昨年度から学区内の店のパンなどを仕入れて出店していた本校のPTAですが,今年は近隣の小学校4校と連携し,5校での共同出店となりました。数日前からの天気予報は雨でしたが,当日は奇跡的に昼過ぎまで雨が落ちてくることはなく,正午過ぎには用意した商品は全て完売できました。
また当日は,奥山市長や青沼教育長を始め,全国PTA連合会の会長や京都や神戸市のPTA連合会の会長さんも駆けつけてくれ,仙台市の復興を応援してくださいました。感謝です。
1年生の職業講話(11月8日)
八木山動物園の方,そして,地元企業の方のお二人を講師として,1年生対象の職業講話が開かれました。動物園の方からは,動物を飼育する仕事の大変さや働きがいについて,企業の方からは,仕事だけではなくいろいろな人との幅広い関わりが大切だという話を聞かせていただきました。来年は5日間の職場体験も控えており,生徒たちは自分の将来に思いをはせながら,真剣な眼差しで聞き入っていました。
仙台市故郷復興プロジェクト第3弾(11月11日)
仙台市の児童生徒8万人による復興プロジェクト第3弾。市内の児童生徒の意見を集約した結果,この日,市内すべての小中学校で,「ビリーブ」を合唱し,復興の植樹を行い,震災の時刻に合わせて黙祷をしようというものです。テーマは,「集めよう! 私たちの力」。その全体の実行委員長は,本校の前生徒会長である3年生の蔵本渉君です。そのために,本校が拠点校となり,前校長で現教育長である青沼一民先生など多くのお客様のご臨席の中,厳粛な雰囲気の中で集会が行われました。生徒たちは数日前から各学級で合唱の練習をしており,当日は,体育館一杯に美しいハーモニーが響き渡りました。その心のこもった歌声は,その後,市教委の中でも評判になったそうです。なお,記念植樹は雨のために延期されましたが,翌週には校庭の東門の脇に「仙台しだれ桜」が,生徒の代表によって植えられました。
父親の会主催「親父の台所」(11月12日)
毎月1回,学区内の夜間巡視をしたり,文化祭では人気のストラックアウトを行ったりしているPTAの父親の会ですが,今年も昨年に引き続き,「親父の台所」を実施しました。これは,父親同士の横のつながりを深めると同時に,家庭での会話づくりに一役買いたいという願いから行われているものです。「秋刀魚のつみれ汁」で,1年生の生徒たちがお世話になった賢和会の高橋二義さんを講師に迎え,今回は「ちらし寿司」と「秋刀魚のネギ巻き揚げ」などに挑戦しました。参加した10名のお父さんたちは,互いにさばき方や順序などを確かめ合いながら,和気あいあいとした雰囲気の中で調理し,自画自賛しながら料理を味わっていました。
次回は,2月18日に「そば打ち」に挑戦する予定です。本校の父親であればどなたでも構いません。ご案内が回った際には,奮ってご参加ください。
2年生の職場体験(11月16日〜18日)
震災の影響で当初は実施が心配された職場体験。事前の研修など,入念な準備を重ねた上で予定どおり実施しました。私も,お世話になっている86の事業所すべてを回ってみましたが,どの生徒も一生懸命に取り組んでおり,評判も概ね良かったようです。この職場体験,高校のインターンシップとは違い,将来自分が就きたい職業を体験するというのでなく,「働くことの意義」を学ぶことが目的です。実際に「働き甲斐」を感じてきた生徒も多く,2年生が一回り大きくなったような気がいたします。他校の話を聞くと,5日間だと「お客さん」では済まされず一層の効果が得られるということですので,来年度は5日間での実施を予定しております。今後の事業所開拓について,どうかご協力を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。
全校道徳(11月22日)
今年度2回目の全校道徳。今回は,生まれつき両手が不自由にもかかわらず結婚して子供を出産し,立派に育て上げた伊藤あさみさんを講師に招き,お話を伺いました。伊藤さんは,天童市にお住まいで,山形放送等主催の「愛の鳩賞」の受賞者として,地元では多くの講演をなさってきた方です。これまでに辛かったこと,歯を食いしばって生きてきたこと,そして感謝の気持ちを支えとして生きてきたことなどを,時折,足を手のように使ってりんごの皮をむくなどの動作を織り交ぜながら,話していただきました。中には涙を浮べながら聞き入る生徒もおり,会場は大きな感動の渦に巻き込まれました。なお,これは仙台市PTA協議会からの補助を受けており,保護者の方にもご案内をさせていただいたところです。
野村ホールディングスからの楽器の寄贈
3月の大震災で音楽室の棚から楽器が落下し,いくつか破損していたところですが,この度,野村ホールディングスさんから,被災地支援の一環として,ホルン2台とトロンボーン1台が,吹奏楽部に寄贈されました。楽器が届き,生徒に披露した瞬間,音楽室中に大きな歓声が沸き起こりました。吹奏楽部では,これを機に一層練習に励み,各種のコンクールやコンサートでは感謝の気持ちを込めて,少しでも良い演奏をしたいと張り切っておりました。野村ホールディングスさんに心から感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。
富沢小学校「楽市とみ座」への参加(12月3日)
昨年度開校した富沢小学校。昨年は校歌披露式とバザーを行いましたが,今年はこれを「楽市とみ座」と名づけて実施しました。本校からは,合唱部,吹奏楽部,科学部,茶道部,演劇部,筝曲同好会が参加をさせていただきました。合唱部では,小学生と一緒に演奏するなど,小中の連携が一層深まるものと期待が膨らみました。
救急救命講習会(12月8日・15日)
今年も太白消防署の方々を講師に招き,2年生を対象とした救急救命講習会を実施しました。人形を使って全員が心肺蘇生の方法を体験しながら学びます。実際に指示どおりにやってみると,けっこう大変です。体力も使います。人間は酸素が供給されなければ生きてゆけません。一刻を争います。救急車が到着するまでの間,この心肺蘇生によって身近な人の命を助ける事ができるかもしれないという話を聞き,生徒たちは真剣に取り組んでいました。
国語での読み聞かせ(11月25日〜29日)
これまでは1年生を対象とした「読み聞かせ」を実施してきましたが,今年はそれに加えて,2年生を対象とし,「いのち,生きる」をテーマとした「読み聞かせ」の授業を実施しました。講師に招いたのは,「サポートかしわ」の紹介で,普段から朗読の勉強をし,視覚障害者へのボランティアなどをされている地域の方々です。実際に目をつぶって聞いてみると,ラジオドラマを生で聴いているような臨場感に圧倒されます。内容は,小学校で習った「一つの花」や井上ひさしの詩などです。ある学級新聞には,「小学校のときに学習した『一つの花』とは違った印象をもった。」という記事も掲載されるなど,大変意義深い学習となりました。
復興プロジェクト集会(12月12日)
復興プロジェクトの第4弾として,今回は全校集会を行い,日本中で有名になった気仙沼市立階上中学校の卒業生答辞を,映像で見ました。「(前略) 天が与えた試練というには,むごすぎるものでした。つらくて,悔しくてたまりません。(中略) しかし,苦境にあっても,天を恨まず,運命に耐え,助け合って生きていく事ことが,これからの私たちの使命です。(後略)」この映像を見ている本校の男子生徒の中には涙を浮かべる生徒もいて,改めてこの震災の悲惨さをかみしめ,復興への思いを強くしたようです。
なお,この集会の冒頭,校長の話として,3年4組の学級新聞から,鈴木綾乃さんの書いた,次の記事を読ませていただきました。
(前略)私は給食当番になった時,ご飯のあまりが多いのに驚いた。(中略)私は3月11日から2日後,避難所でおにぎりを配った。小さな子供たちはそれをおいしそうに頬ばった。そして「もう一つ」とねだられたが,そのもう一つがなくて,心が痛んだ。私たちのクラスはどうだろうか。あの日私たちは食べ物の大切さを学んだはずだ。そのことを忘れてはいないだろうか。米一粒からでもよい。給食を当たり前のように食べられることに感謝し,少しでも残食が減ることを願う。(一部抜粋)
後日談ですが,その日の給食から,全校の残食が一気に減少し,給食パートさんたちを驚かせました。
先生方の研究授業(12月13日・19日)
この時期は,先生方も教師としての資質を磨こうと,授業研究に励んでおります。10月末から全ての教員が研究授業を行ってお互いに批評し合い,授業の改善を目指します。そして12月13日と19日には,部活動を中止して一斉下校日とし,各教科代表の教員が研究授業を行いました。教育センターの指導主事を招いて指導・助言をいただくなど,授業後も熱のこもった研究討議が行われました。これによって指導力を少しでも向上させ,授業をとおして生徒たちに還元していきたいと考えております。
3年生の学年レクリエーションと,「正月飾り」づくり(12月20日〜22日)
受験勉強の真っ最中の3年生ですが,その息抜きとして,学級対抗の学年バレーボール大会が,仙台市体育館を会場に行われました。勝負にこだわるというよりも,和気あいあいとした雰囲気の中で,全員ケガもなくできたことが何よりでした。
その日の午後から,「花育」の一環として,「正月飾り」づくりが,1つの学級ずつ3日間にわたって行われました。これは,「家族に感謝しながら,花を愛で,ゆったりとした気持ちで新年を迎えて欲しい」という思いにより,3年前から3年生全員を対象に行われているものです。叶蜑ヤさんと,茨城県の園芸農家から提供された松や千両などを使って,「サポートかしわ」の方々の支援をいただきながら,生徒たちは真剣な表情でアレンジメントに挑戦します。50分後には,創造性豊かな作品が出来上がりました。3年生にとって新しい年が,希望の叶う,輝かしい年になることを願っています。
冬休み前の全校集会(12月22日)
冬休み前の集会,校長の話として,次のような内容を話しました。
今年は震災で大変でしたが,その中で皆さんが学んだことを,今日は2つだけ話します。
1つ目です。先日の集会で,3年4組の学級新聞記事を紹介しましたが,その日の給食から残食が大幅に減った。というよりも,ほとんど無くなったそうで,給食のパートさんたちがみんなびっくりしていました。それが,その後もずっと続いているそうです。記事を書いた鈴木綾乃さんの思いを全校生徒がきちんと受け止め,行動に表してくれたことをうれしく思いますし,あの記事が900名以上の生徒を動かしたと思うと,本当に素晴らしいことだと思います。これは,先日の復興プロジェクトで,仙台市内の児童生徒8万人を動かした蔵本君の活躍に匹敵するすごさです。昨日,給食のパートさんにあの学級新聞を見せたところ,そのうちの一人の方は,涙を浮べながら「いい生徒さんたちですね。感動しました。」とおっしゃっていました。それにしても,新聞記事って,すごい力を持っていますよね。これからも皆さんが書く学級新聞が楽しみです。
2つ目です。今回の震災をきっかけとして,多くの生徒たちがボランティアに参加してくれました。その数は,震災直後から延べ1,000人以上にものぼります。それが,その後もずっと続いており,この秋には,学校周辺の落ち葉集めを,いろいろな部活動の皆さんが交代交代でやってくれましたし,今朝も野球部の人たちが雪かきをしてくれました。ボランティア精神による行動がずっと続いているということは,素晴ら凄いことだと思います。一昨日配付されたこのPTAの広報紙「かしわ」を見ましたか? この広報紙は,委員のお母さんたちが行事のたびに学校に足を運んで取材し,見事に編集してくれた傑作です。ここには,ボランティアに関する生徒の意識が,平成4年度と比較しながら載っています。皆さんの意識が19年前とは全く違うことに驚かされますし,これは,富中の自慢にしてもよいのではないかと考えています。これまでは「挨拶」で褒められていた富中ですが,これからは,給食の完食も入れ,「挨拶・完食・ボランティア」の3つを,合言葉にできるかも知れませんね。
付け足しです。「わかあゆ学級」から戴いたカレンダー,見ましたか?あの版画,見事ですよね。近くの小学校や交番などにも配っていますが,去年は,それを見た地域の方から売って欲しいとの電話が来たそうです。今年の作品は,昨年にも増して素晴らしい出来栄えです。これは,わかあゆの友達が2か月をかけて毎日コツコツと作業を進めてきた,宝物とも言うべき作品です。どうぞ大切にしてください。
ところで,わかあゆ学級から協力学級にも友達が来ていると思いますが,先日とてもうれしい話を聞きました。1年生のある学級が,わかあゆ学級から来ているその友達に対して,ごく自然に,しかも学級全体で温かく接しているというのです。それを聞いて,校長先生は思わずその学級に,お礼を言いに行きました。
わかあゆ学級の友達は,ハンディキャップを持っています。しかし,それに負けることなく頑張っている姿。そして,それを温かく見守り,応援し,支えている協力学級。どちらも素晴らしいことですね。
このカレンダーに記された来年の1日1日が,皆さんにとって充実した素晴らしい日々になりますことを祈って,今年最後の話とします。
以上,今年の締めくくりとさせていただきます。ホームページをご覧いただいている皆様,そして,富沢中学校を応援してくださっている全ての皆様,どうぞよいお年をお迎えください。
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