平成18年度 仙台市情報教育研究推進委員会
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 新聞データベースをより効果的に活用するために
記事データの収録時期を知る
使用するデータベースで過去何年まで遡って検索できるかを事前に知っておくことにより,目的に応じて効率よく検索することが可能となる。例えば,河北新報社のデータベースの場合,平成3(1991)年8月1日から蓄積され,時系列で検索できる。

テキストデータとイメージデータを使い分ける
単に記事内容を読むだけなら,文字だけのテキストデータで十分である。しかし,イメージデータ(PDFファイル)であれば,見出しや写真,イラスト,図などを掲載された状態で見ることができる。目的に応じて2種類のデータを使い分けたい。

新聞にどのような情報が掲載されているのかを知る
新聞には,世の中の様々な情報が日々掲載されている。事件や事故等のニュースはもちろんのこと,政治,経済,国際,文化,スポーツ,地域など,多種多様である。また,事実ばかりでなく,社説や論説,投書などの意見も掲載されている。日常的に新聞に目を通し,どのような情報が掲載されているのかを把握しておくことで,いざという時に新聞データベースをより効果的に活用できるはずである。

新聞記事の特性を知る
新聞記事は,「5W1H」の要素から構成されている。When(いつ),Where(どこで),Who(だれが),What(何を),Why(なぜ),How(どのように)の6要素である。ニュースの差し替えにより記事を短くする場合でも,ニュースの基本形である「5W1H」は記事の冒頭に必ず残る。このような新聞記事の特性を知ることで,記事内容の要点を素早く確実に把握することができる。

情報の正確さや信頼性,安全性
インターネット上には匿名性の問題があり,自由に情報発信ができる反面,無責任な情報や悪意のある情報などが混在している。新聞データベースの情報は,新聞社が確認したものであり,児童・生徒にとって有害な情報も少ない。また,インターネットで得た情報と新聞データベースで検索した情報を比較・検討することにより,情報発信者の意図を読み取るなど,メディアリテラシーを育むことができる。

著作権について理解する
新聞データベースのテキストデータは,簡単にコピー・貼り付けができる。しかし,新聞記事は著作物であることから,引用する際には新聞社名と記事の日時を明示し,自分の文章なのか引用した文章なのかをはっきりさせておくことが必要である。


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