作曲者のことば:曽我 道雄 先生 | ||
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私は、松陵に住むようになって8年になりますが、本年4月、松陵中学校の立派な校舎が完成し、開校されたことを住民の一人として心から喜んでおりました。 このたび思いがけなく、松陵中学校の校歌の制定に当たり、藤井黎市長さんの作詞による作曲のご委嘱をいただき、大変光栄に存じておりました。 歌詞は、松陵中学校の周りの豊かですばらしい自然環境を歌い、そこで学んでいく生徒諸君の現在と未来への期待と願いを込めて格調高く歌い上げられています、私は読むほどに共感を呼び覚まされているような、味わい深い歌詞の内容に引き込まれ、お陰で作曲することができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。 曲は,二つの部分で構成されています。前半は、拍の流れに乗って冒頭一小節目の歯切れのよいリズムの旋律を、明るくはつらつと歌いたいと思います。後半は,順次進行の旋律を落ち着いた気持ちを歌い始め,続いて跳躍して進行する形の旋律を繰り返しながら次第に盛り上がり,この曲の山を感じながら,歌詞に込められた気持ちを理解し,曲想豊かに表現したいと思います。 「声を響かせ,朗々と歌おう」 |
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校歌制定披露式:平成6年11月26日 |
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穏やかな秋空のもと,待望の校歌制定披露式が体育館で行われた。 「校章」「校旗」はあったが校歌がまだなかったため,行事や集会などがあるたびに物寂しい思いがした。 松陵の学校,松陵の校歌ということで,松陵に在住の藤井仙台市長が詞を,曲を曽我道雄先生に作っていただけることになったことは,松陵中学校にとってまさに千載一遇の好機であった。 披露式までの毎日,生徒・職員は渡された校歌を朝に放課後に,集会にと練習し,自然と心の中に染み通っていった。緑取り巻く松陵を豊かに歌ったこの校歌は,いつまでも歌い続けられるだろう。 |