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仙台市立幸町小学校Blog

「春来草自生」春を待つしあわせ

下のの『春を まつ 幸せ』は,けやき学級の三人の書です。手作りの凧と共に,新春の玄関を飾ってくれました。



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「伊藤若冲;雪梅雄鶏図,雪中雄鶏図」を元に一句詠んだのは6年生の子供たち。俳句に挑戦し回を重ねるうちにめきめきと腕を上げました。下の五句は教室句会で選ばれたもの。

くれない紅の 華咲き誇る 雪の中
風が吹き 香り漂う 梅の花
負けぬぞと 寒さに耐える 雄鶏よ 
咲き誇る 紅の花 白雪に
寂しげに 雪をかぶりて 春を待つ


 1月11日(水)には5,6年生が、三曲(琴、尺八、三弦)の演奏を鑑賞。初春も和の文化を楽しんだ子供たちです。
 1月27日からは,今年も本校第13代校長三浦次夫先生にお出でいただき,初釜が行われました。6年生は,三浦先生の計らいで本格的なお濃茶をいただきました。



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今年,先生がお持ちくださったお軸は,『春来草自生(はるきたらば くさおのずからじょうず)』という禅語の掛け軸でした。春が来れば、草木は自然に生えてきます。一心に努めていれば,しかるべき時に自然にその芽は顔を出すもの。焦るあまり外れた時に芽を出してしまうと,環境が伴わず枯れてしまいます。何だか子育てにも通じる言葉です。イライラ焦って先を急いでも,良い結果は得られません。心の余裕を持って,真剣にじっくりと子供たちと向かい合いたいと思った次第です。今年も,我が国の伝統文化を尊重し,国や郷土を愛する態度を育てていきたいと思います。


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 本年度も残りあと2か月。各学年1年間の学習のまとめの時期に入ります。とりわけ卒業する6年生には,次の二つの課題を与えました。お世話になった地域の皆様に感謝の気持ちを持つこと。下級生に自分たちの思いをしっかり伝えること。そこで,6年生は,国語科で学習した『町の幸福論in幸町』のプレゼンテーョンを地域の方々や下級生の前で行いました。「幸町の町をもっともっと幸せな町にするための提案」を,町内会長さん方や民生委員の皆様は,真剣に受けとめ聞いてくださっていました。
 2月10日(金)は,今年度最後の授業参観・懇談会を予定しています。今年1年のお子さんの成長を感じとっていただけるよう,担任は、準備・計画しております。是非,ご来校いただきますようお願いいたします。また,学年・学級懇談会にも,ご参会いただき担任や保護者同士の交流を図り,共に子供たちの成長を確かめ合う場にしていただきたいと思います。
author : 幸町小学校 | - | -