学びの出発点
国語の時間に「ゴミ問題」を考える時間がありました。それは当時の江戸のリサイクルのすばらしさや,再利用のあり方、そして総合でかかわっている「旧笊川」を考えるきっかけとなりました。
究極のリサイクル国家だった日本・・・
調べ学習の前に授業で当時のヨーロッパのことについて学びました。

(私たちの感想から)

当時のフランスのパリやイギリスのロンドンでは)汚物が窓からただ道路に投げ捨てられていたことにはびっくりしました。頭にかかることはなかったのかな〜と思いました。」

「今ではおしゃれのためのハイヒールが、汚ないものをふまないためにできたと聞いて驚きました。どんだけ汚いんだよ〜って思いました。」

「(フランスの王様の中には風呂に一生のうち数回しか風呂に入らなかった人もいたと聞いて)汚いし、くさいだろうなあ。だから香水とかができたのかな?

「ヨーロッパの方が進んでいそうだから、江戸は相当汚かったのかも・・・?」



 
いくつかのグループに分かれて調べてみました
私たちはいくつかの課題を持って「ゴミ問題」について調べてみることにしました。
@江戸のリサイクルについて
A再利用という選択 私たちにもできること
B川のゴミ問題




@江戸のリサイクル事情
調べてみると,江戸にはたくさんのリサイクル業者がいたことが分かりました。
「現代にもある古着屋さん」
「火をおこすふいごを持ち歩いて食器を直す職人」
「人の排せつ物を集めている人たちもいました。」
「使った紙を集める人や,それを焼いた灰までしっかり買っていった人がいました
 参考資料)江戸のリサイクル http://www.simofuri.com/recycle/recycle.htm

  
人口100万と言われる当時の世界最大都市の江戸はリサイクルがかなり進んだ社会でした。

肥料がなかった当時、長屋の排便は農家が買っていったり、宿場で馬が落とすフンをすぐちりとりで持って行く子どもたちがいたり、捨てるものは全くなかったのだそうです。
江戸は「リサイクル国家」だったと思いました。ほとんど汚れも落ちていない状況で,当時の江戸を見たヨーロッパの人たちは非常に驚いたそうです。


私たちはそれぞれのグループでまとめたことを発表しあいました。
          
1人分1年間の排せつ物が当時は大根50本やナス50本に変わったりしたそうです。また1年間の排せつ物は当時の大工さんの月給とほぼ同額だったとも言われています。「金肥」という理由が少し分かりました。

「江戸は排せつ物の見方が、ヨーロッパとは全然違っていたんだね〜」

「もったいないって気持ちが大切なんだね」

「江戸の町のようにリサイクルにあふれた社会にしなくちゃ」

「缶やペットボトルなどをきちんと分別して出すことは大切です」


A再利用という選択 私たちにもできること
「資源をむだにしないためにもリサイクルが大切だ!!」

「そうだね。でも、私たちはゴミを分別して出してしまえば終わりだけど、それでいいのかな?」

「それに”私たちはリサイクルしてる”って感じがしない時がある。江戸時代は目の前でリサイクルされていた感じがするけど・・・」

「今はもう新しいものを作りだすって感じだからかな?」

「私たちはゴミ出しだけでいいのかな?」

「自分たちでできることってないかな?」


そこで私たちのグループではリサイクルよりも,目に見えて自分たちでもできる再利用を考えてみました。これも江戸の人々の考え方にそったものです。

着られなくなったらすぐ「いらない」になってしまいますが、昔は浴衣の生地がボロボロになっても何度も再利用していました。最後は燃料として使い切り、出た灰は「肥料」となりました。


 
服をお下がりにしたり、ゴミの多くを占める紙、特にチラシなどはメモ帳や折り紙に。

 
歯はみがけなくても他のそうじに立派に使える歯ブラシも利用しましょう。




プラスチック製品はパレットにしたり、簡易のビニールハウスのように使ったりいろいろな事に使えます。

「私たちは便利さに負けてものを大切にすることを忘れていただけかもしれないね」

「使い捨ては便利だけれど、考えて買うものを選ぶことが大切なのだと分かりました」

 
B川の問題を考える   「川の価値って何だろう!?」
私たちのグループは3年生のときから関わってきた旧笊川のこと,川のゴミ問題について考えるようにしました。せっかくきれいに整備されつつあるのに,旧笊川にはゴミがたくさん落ちています。


            ↑  実際に捨てられていた旧笊川のゴミ  ↑
「どうしてゴミを捨てるんだろう?」       「めんどうだから?」       「ゴミ箱がないから?」       「川ってみんなのものなのに・・・」


昔の川はどのように利用されていたのか。まずはそれを調べてみることにしました。
昔の人は川をどう利用したのか?
野菜を洗う 飲み水
米をとぐ 体を洗う(風呂)
泳ぎの練習をする つりをする場所
農業用水 水車で粉をひく
交通手段 荷物を運んだりする
洗たく
                         
「今の川の水・・・。飲もうとは思わないな〜」

「川の水でお米を研いだりしていたんだ。お腹こわしたりしないのかな?」

「こんなにたくさん使い道があった川なのに,どうして今はゴミが捨てられたりしているんだろう?」(→ゴミ箱を置き隊

「みんな川を大切にしなくなっている?」

「普段川の水のことなんて考えたことないよ」
 

「昔はきちんと洗たくをする場所、飲み水を取る場所など決まっていて、川の水はとても大切にされていたんだって。」

「共有するものだって教えてもらった」

「じゃあ旧笊川はどのように利用されていたのか地域の人に聞いてみようよ。そしてどうして今のようになったのか知りたいよ。」
(→昔の川を調べ隊)。






「ぼくは大野田地区の人たちは旧笊川を大切にしているとも思う。」

「広瀬川清流の会の日下さんが中心になって毎年やっている旧笊川の清掃活動には人が集まるようになっているし」

「ホタルを見に多くの人が集まるようになっているよ。」

「旧笊川にはホタル以外にもたくさんの生き物がいるよ。」

「もっと昔はもっといろんな種類の生き物がいたんじゃないかな?」

「日下さんの考えも知りたい。旧笊川をどうしたいと考えているんだろう?」→(水生生物調べ隊


「地域の人たちは旧笊川にどうなって欲しいと思っているんだろう?
→地域の願い)」




←米のとぎ汁を植物に!
「川を汚している原因についても考えなくちゃ!」

私は川に流す水そのものを何とかできないかって思ってる。」

「米のとぎ汁以外にも何かできることがあるかもねえ。」

「川の水を直接きれいにすることってできないのかなあ。いいものがあれば作ってみたいよ。(川をきれいにし隊)





私たちの学区を流れる旧笊川は,ゴミも多く、まだ決してきれいな川とはいえません。

ですが,地域の人とともに大野田の歴史を作ってきた川でもあります。

たくさんの地域の方にお話を聞いたり,アンケートに答えていただく中で,私たちは旧笊川が地域にとって大切なものであったことに改めて気づきました。

その思いや情報を残したい。そしてつなぎたい!

そして,私たちが,
よりよい川にしようと、様々な試みを試してきたことも,ぜひたくさんの方に見ていただきたい。

そこで生まれたのが

です。

どうぞご覧下さい。