宮城野散策 国立工芸指導所 H20.8.20

 今日は,陸軍幼年学校跡地の一画にできた国立工芸指導所について紹介します。
(PHOTO 工藝発祥の碑)       
 昭和3年,現在の榴岡市民センターの辺りに,日本で唯一の国立工芸指導所が開設されました。

 左の画像は,現在の宮城野中学校にある石碑です。

 政府は伝統的な工芸の改善と発達を目的として指導所を設置したのだそうです。

(PHOTO 工藝発祥の碑) 
これによって,東京美術学校など,専門の教育を受けた木工や漆工,鍛金,鋳金など多くの人々が仙台に移り住んだそうです。

 また,昭和4年には,全国の民間業者から選ばれた青年技術者への伝習教育が行われるなど,約500名を超える技術者を各業界に送ったそうです。

 新しい工芸運動の成果を記念して,昭和45年にこの碑が建てられました。

(PHOTO 国立工藝指導所開設の由来の碑)

 上記の石碑の横には,指導所開設の由来の碑があります。
 
 この碑によると,工芸指導所の顧問として,ドイツから著名な建築家であるブルーノ・タウト氏を招いたことが分かります。

 タウト氏は機能実験,規範原型の研究を行ったり,工芸指導所の運営方針や理論的で実際的な教育プログラム・「タウトのプログラム」を作成したりするなど,さまざまな面で業績を残したようです。