「能楽」公演
7月13日のワークショップに引き続き,皐風会の皆さんによる「能楽」の本公演が行われました。
体育館のステージは能楽堂に変身しています。
最初の演目は狂言「柿山伏」
柿畑の持ち主(アド)と柿の木の上にいる山伏(シテ)とのユーモラスなやり取りが続きます。
柿の木からジャンプ!
いよいよ能の準備が始まりました。謡や囃子の方々の入場です。
演目は「羽衣」。三保の松原の漁師・白龍が釣り竿を肩に登場しました。
松の木にかかっている天女の羽衣
天女登場。羽衣を返してくれるように白龍に頼みます。
返してもらえかければ天に帰れません。嘆く天女。
舞を見せてくれれば返します。という白龍の言葉に応じて天上界の舞楽を舞う天女
舞を終えた天人は,扇で宝物をふらしながら天上界に帰っていきます。
第3部は「狂言を体験しよう」です。
みんなで「摺り足」をやってみよう。
最後までとても楽しくてためになる鑑賞会でした。
天人の言葉に「いや疑いは,人間にあり。天に偽りなきものを」というせりふがあります。衣を返したらそのまま天に帰ってしまうのではないかと疑う白龍に,「疑うというのは人間だけのこと。天に疑いの心はありません。」と言うのです。この寓話は人を信じることの大切さを教えています。ここには日本人の心が表れているような気がします。伝統的な日本の文化を伝えていくということは,そのそれぞれの内容を伝えるだけではなく,日本人のアイデンティティーを大切にしていくことを伝えるということではないでしょうか?
この体験学習が,子供たちの中に日本人の心が芽吹いていくことにつながればと願っています。
体育館のステージは能楽堂に変身しています。
最初の演目は狂言「柿山伏」
柿畑の持ち主(アド)と柿の木の上にいる山伏(シテ)とのユーモラスなやり取りが続きます。
柿の木からジャンプ!
いよいよ能の準備が始まりました。謡や囃子の方々の入場です。
演目は「羽衣」。三保の松原の漁師・白龍が釣り竿を肩に登場しました。
松の木にかかっている天女の羽衣
天女登場。羽衣を返してくれるように白龍に頼みます。
返してもらえかければ天に帰れません。嘆く天女。
舞を見せてくれれば返します。という白龍の言葉に応じて天上界の舞楽を舞う天女
舞を終えた天人は,扇で宝物をふらしながら天上界に帰っていきます。
第3部は「狂言を体験しよう」です。
みんなで「摺り足」をやってみよう。
最後までとても楽しくてためになる鑑賞会でした。
天人の言葉に「いや疑いは,人間にあり。天に偽りなきものを」というせりふがあります。衣を返したらそのまま天に帰ってしまうのではないかと疑う白龍に,「疑うというのは人間だけのこと。天に疑いの心はありません。」と言うのです。この寓話は人を信じることの大切さを教えています。ここには日本人の心が表れているような気がします。伝統的な日本の文化を伝えていくということは,そのそれぞれの内容を伝えるだけではなく,日本人のアイデンティティーを大切にしていくことを伝えるということではないでしょうか?
この体験学習が,子供たちの中に日本人の心が芽吹いていくことにつながればと願っています。
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