えがかれた猫塚古墳

七郷堀の南,現在の若林区文化センターやウルスラ学院のあたりいったいには,【国分小泉屋敷】とよばれる伊達家の大きな別荘(べっそう)がありました。そのすがたをえがいた絵図面が宮城県図書館に残されています。
伊達家の別荘を描いたこの絵図面の一部に猫塚古墳がえがかれているのです。
絵図には【大杉大明神】として,大きな杉の木のある小山と神社がえがかれています。今は,古墳のおもかげを残していない,猫塚も江戸時代には古墳の形をとどめていたようです。
絵図がえがかれたのは,文政9年(1826)。江戸時代の後半です。
宮城県図書館蔵【国分小泉屋敷御絵図】文政9年(1826)をもとに作図<sugawara>