カウンセラーの先生を紹介します

 南光台小学校のカウンセラーの先生を紹介します。
佐藤 翔矢 先生です。とっても穏やかで優しく温かい先生です。

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 26日に校内で先生方に教育相談の研修を開いてくださいました。
今日は,その一部を皆さんにも紹介したいと思います。

 研修の中で,「発達段階ごとのストレス反応と効果的な対応」のお話がありました。6歳から12歳の年齢において,ストレスを感じた時の反応として次の行動をとることがあるそうです。

・イライラして攻撃的になる
・めそめそする
・ベタベタくっつきたがる
・怖い夢を見る
・食欲低下
・眠れなくなる
・頭痛や腹痛などの身体症状
・親への注意を引くために兄弟喧嘩をする
・毎日しなくてはいけないことをすぐに忘れる
・友達への関心が薄れ,好きなことに興味を示さなくなる  など

 日頃の生活の中でのストレスと共に,新型コロナウィルスが流行し,不安なニュースが多く流れている今,子供たちには普段とは違ったストレスもかかってくることもあるようです。

 そんなストレス反応が子供たちに現れたとき,どんな対応をしたらよいのか…効果的な対応は次のようなことだそうです。

・わがままではなくストレス反応の場合があるので,叱らず,言葉や触れ合いで安心感を与える
・毎日一緒に時間を決めて勉強する
・毎日一緒に時間を決めて体を動かす
・お手伝いの内容を決めて,できたらほめる
・感染の状況を説明し,話し合い,質問があれば聞く(説明の中に,本人をまもるために,家族や学校など,周りの大人がどんな工夫をしているのかを必ず説明する)
・遊びや会話の中で気持ちを表現できるようにすすめる   など

 
 また,腹式呼吸を利用した「10秒呼吸法」も教えてもらいました。回数を重ねれば重ねるほど正しい方法が身に付いて,リラクゼーション効果が高まるそうなので皆さんもぜひ試してみてください。

〜やり方〜
1,座る位置は浅からず深からずで,軽く背もたれにもたれる。
2,膝は軽く伸ばし,少しだけ足を前に投げ出す。

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3,両手は太ももの上に乗せたり,体の横にだらんとたらしたり,おなかに置いたりと,自分の楽な位置に置きます。
4,いったん背筋を伸ばして,ゆっくり息を吐きながら背中の緊張を緩める。
5,吸っている息を口からゆっくり吐き出し,1・2・3で鼻から吸っていき,4で一度止める。
6,5・6・7・8・9・10で,ゆっくりと口から吐き出す

1〜6を繰り返し行い,1〜2分程度したら,10秒くらいかけて自然な呼吸に戻していく。
 そして,重要なのが最後に「消去動作」を行うことです。

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上の写真のように,腕を前に伸ばして,手を開いたり閉じたりを10回程度,
肘を曲げたり伸ばしたりを10回程度,手を組んで2・3回伸び,大きく深呼吸。
これが消去動作にあたります。
 これで少しでもリラックスできるといいですね。

 佐藤先生は,基本的に水曜日に学校にいらっしゃいます。詳しくは5月14日のカウンセリングルームご案内のおたよりをご覧ください。困ったことや,心配なことなど,相談したい場合には職員室に連絡をいただければ個人面談も調整できますので,お気軽に相談してください。
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