中山その周辺の寺院・神社 概要1

No.
名 称
由 来
備 考

No.1

輪王寺

りんのうじ

(曹洞宗・金剛宝山輪王寺

・1141年・福島県伊達郡梁川に,伊達11世持宗が9世紀政宗夫人の菩提寺とし建立。

 

・1602年に現在地に。

・1876年野火で全焼   仁王門が残る。

 

 伊達9世政宗夫人は,京都石清水八幡別当,紀氏善法寺通清の娘で,姉良子は足利3代将軍義満を生んでいる。婦人はかねてより禅宗に帰依し,禅寺の建立を望んでいた。

11政治宗が祖母の願いを成就しようとして,大和国より太庵梵守和尚を呼んで開山とした。    (輪王寺の六遷)        伊達家の居城と共に    伊達郡西山 → 米沢 →会津若松 → 米沢 → 岩出山 → 仙台(現在地)     ・愛媛の母(田村清顕夫人),政宗と愛媛の三男竹松丸や宗村の七女認姫も葬られている。

 

No.2

資福寺

しふくじ

(臨済宗妙心寺派,資福禅寺)

・弘安年間(720年位前) に米沢市高畠夏刈の地に,当地の豪族長井時秀(長井氏3世)が大休仏源禅師を招いて開山

・1591年岩出山に移る。

・1600年仙台に移る。政宗の師 虎哉和尚が中興開山として再興する。

 伊達家16世輝宗の代に,3世義廣公夫妻の菩提寺である観音寺と光福寺を吸収して菩提を弔うようになった。

 

・現住職 渋谷芳崖氏

 

No.3

覚範寺

かくはんじ

(臨済宗妙心寺派遠山覚範寺)

・1586年17世政宗が父輝宗の菩提を弔うために米沢城の近くの遠山村に建立。

・1591年岩出山に移る。

・1601年仙台の愛宕山にあったが焼失。現在地へ。

政宗の師 虎哉和尚が開山一世

・政宗の母保春院が葬られている

 

 

No.4

青葉神社

あおばじんじゃ

 

・1874年(明治7)創建

・祭神 「武振彦命」

・例祭は,5月24・25日  10月9日の2回

 

・旧藩士が中心になり「伊達政宗公の恩沢に報いんがため」との誓願が認められて建立された。

・戦前までは,県社として広く県民に崇敬された。

・東昌寺の西半分を譲り受けたため,東昌寺は東に移転した。

 

No.5

東昌寺

とうしょうじ

(臨済宗東福寺派無為山東昌寺)

・1283年4世政依が自身の菩提として伊達郡桑折町に建立

・1383年夏刈村に移転。  その後岩出山に大有住職の時 に移る。

・1601年現在地に移る。

・1876年山火事で焼失。   1900年再興される。

政依は,深く仏教を信じ,佛智禅師に帰依し,願西と称した。

(伊達五山)          京都五山にならって,政依が定めた。東昌寺,光明寺,満勝寺,観音寺,興福寺の禅宗の五寺

・マルミガヤ 政宗の手植えとされる。

 

No.6

光明寺

こうみょうじ

(臨済宗東福寺派松陰山光明寺)

・1283年朝宗夫人の菩提  寺として4世政依が建立。

・1604年伊達郡から現在地 に移転。

・1624年火災により一切を焼失し,政宗が再建した。

・1880年再び灰塵に帰した 現在の本堂は昭和7年秋に落 成した。

「伊達五山」の一つ

・支倉常長の墓がある。

 

 

・現住職 大内修道氏

 

No.7

 

満勝寺

まんしょうじ

(臨済宗東福寺當午山満勝寺)

・1283年朝宗の菩提寺下万正寺の廟所に4世政依が建立

・1617年の仙台築城後,北山に満勝庵を建立し,古岫玄策和尚を入山させ,仙台における1世とした。

・1667年4代藩主綱村から現在地を賜る。

「伊達五山」の一つ。佛智禅師により開山。

・藩政時代は御一門格に班し,五山第1位を誇る。(伊達家家臣の格式にならった寺格。一門格,杯返上格,着座格,召出格の4つがある。)