当日の空は晴れ渡り，卒業を迎える日にふさわしい穏やかな天気でした。
式では，卒業児童の堂々とした入場の後に，卒業証書が授与されました。
一人一人の児童が姿勢を正し，大きな声で返事をし，凛とした表情で証書を受け取っていたことが印象的でした。
式辞では，校長先生から，スチューデントシティーを通して学んだ，「社会に出ること」，「働くこと」，「生活を成り立たせること」についての話があり，「働くということは，どこかで誰かのために役立つことにつながる」と教えていただきました。そして，「これからの人生では，数多くの乗り越えなければならない壁があり，それを越えるための努力を惜しまず，社会で活躍できる人になってほしい」と励ましていただきました。
お祝いのことばでは，本校のPTA会長様が，卒業児童の今後の人生を野球に例え，力強く励ましてくださいました。そのお話の中には，「皆さんは，これからも人生のバッターボックスに立ち続けてください。私たちは，皆さんを応援し続けます。」というメッセージがありました。卒業生は，その言葉を真剣に頷きながら聞いていました。
卒業の詩（うた）では，６年間の思い出や在校生へのメッセージ，家族や地域の皆様，教職員に対する感謝の気持ちが述べられました。特に，最後の合唱では，穏やかできれいなハーモニーが体育館に響き渡りました。それは，まるで６年生の絆の強さを象徴しているような一体感のある合唱でした。
５年生からは，これまでの６年生を引き継いで，明るく元気な栗生小学校を作っていきたいという強い決意が述べられました。
最後の校歌斉唱では，涙を流しながら歌う６年生の姿が心に残りました。５年生との素敵なハーモニーが奏でられ，やがて，６年生は，担任と共に，温かい拍手の中，体育館を後にしました。
来週からは，５年生が最高学年として栗生小学校のリーダーとして活躍し，４年生がその活動をサポートしていきます。今年度の６年生が築いてきた輝かしい実績を引き継ぎ，明るく元気な栗生小学校を作っていけるよう，教職員一同，力を合わせて指導していきたいと思います。
最後になりましたが，卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。皆さんが中学校で活躍することを心より願っています。
また，これまで育ててくださった保護者の皆様，本校の活動を支えてくださった地域の皆様，本日の卒業式にご臨席賜りました皆様，心より御礼を申し上げます。
今後とも，本校の活動へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。