学校紹介
◇校内研究
※平成22年度の共同研究の文書から,一部抜粋して掲載しています。
1 研究主題
「そうか」「なるほど」「楽しい」ことばを通して広がる世界
− 確かな読みの力をはぐくみ,学ぶ楽しさを実感させる指導法の工夫 −
2 主題について
本主題のとらえ方は以下の通りである。
「そうか」・・・児童が新しい教材に出会い,既習事項を使って言葉を手がかりにしながら内容を読み取ることである。この段階ではまだ深い読み取りまでは想定していない。
「なるほど」・・・この段階では初期段階の読み取りから深い読み取りへの段階を想定している。浅い読み取りの内容を,互いに交流することにより確かな深い読みへとつなげていくことである。
「楽しい」・・・学級集団の中で読み取る楽しさを味わい,自分の考えを互いに交流したり,読み取ったことをもとに考えや思いを表現したりすることで,自分の高まりを実感し国語の学習に対する意欲が高まっていくことである。
「確かな読みの力」・・・教材文の表現や文体にかくされている意図や工夫,論理を読み取ったり,言葉を手がかかりに読みを進めていったりする中で,教材のもつ世界に触れ,より深く内容を理解することと捉える。
以上のことを達成していくことで,児童一人一人に国語の学習の楽しさを味わわせ,また次の学習の意欲へとつなげていきたい。
3 研究の方向性
昨年度より研究教科を「国語科」,領域を「読むこと」として研究を進め,1年が経過した。昨年度は研究の1年目ということもあり,主に視点の1,2,4について研究を進めてきた。視点1については各学年共にサイドラインを活用したり,キーワードに着目させたりしながら,確かに読み取るための活動を行ってきた。視点2については板書内容を精選し,1時間の学習内容が見えるような板書の工夫も見られた。各学年とも工夫を凝らした実践が行われ,一定の成果が見られた。今年度は昨年度の実践を踏まえ,より主題に迫っていけるようにしていきたい。特に言葉や資料などをもとに正しく読み取り,読み取ったことを表現する力,読み取ったことやそれに対する自分の考えを互いに交流し合う力をより一層育てていきたい。このことは視点の1,2,3と大きく関係するところである。昨年度は読み取り中心の実践が多く,視点3については今後の課題となっていた。児童に「楽しい」「〜が分かってよかった」と実感させるために,学習の「めあて」とともに,「めあて」に到達するためにどのような活動をするのかを児童にも分かりやすく提示するなどの手立ても講じていけるとよいと考える。さらに今年度は,指導課の要請訪問も実施し,指導主事の先生からも助言をいただきながら,実りのある研究にしていきたい。
4 研究内容
・研究の焦点化を図るために,研究教科・領域を全学年「国語科:読むこと(説明文)」とする。
・今年度は3年計画の2年目となる。
5 研究の視点
〈視点1〉 『そうか』 確かな読みを支えるための手立ての工夫
・音読することにより,一つ一つの語句を読み取るようにする。
・サイドラインを引くことにより,大切な文章や語句に着目させる。
・教材文への書き込み方を工夫していく。
・児童が獲得する語彙を増やし,確かな読みへとつなげていく。 など
〈視点2〉 『なるほど』 学び合いの見える板書やノートの工夫
・ペアやグループでの話し合いも取り入れ,学習内容に応じたより効果的な学び合いを意識させるようにする。
・使用ノートの使い方についてのルールづくり
・1時間の学習の流れが見える板書づくり
・デジタル教材の活用 など
〈視点3〉 『楽しい』 お互いを認め合い,自分の高まりを実感できる表現活動
・読み取ったことをもとに自分の考えを交流させ,学び合いを意識させるようにする。
・発表のためのスキルの向上
・児童に楽しさを味わわせるために指導計画を工夫する。
・学習内容の要点をまとめたり,振り返りをさせたりすることで自分の高まりを実感できるようにする。など
〈視点4〉 豊かな言語感覚を養う環境整備
・学習内容に関する児童の作品を提示する。
・資料の提示の仕方を工夫する。
・どんぐりタイム等を活用した読書活動の充実を図る。 など