今日の給食

ごはん 鮭の塩焼き すきこんぶの炒り煮 ひっつみ 牛乳 【東北文化の日「岩手県の料理」】 s-CIMG5196.jpg  東北文化の日シリーズ締めくくりは,岩手県の料理でした。岩手県は,宮城県同様鮭の養殖が盛んな他,こんぶの養殖も盛んです。すき昆布の煮物は,この辺りでも家庭料理の定番ですが,すき昆布は岩手県普代村の特産物です。長昆布を料理しやすく考えて加工した商品で,東北以外では珍しいそうです。そして,「ひっつみ」は岩手県北部地方の郷土料理です。岩手の方言で,「手で引きちぎる」ことを「ひっつむ」ということから料理名になったそうです。岩手県北部では,夏にヤマセと呼ばれる季節風が吹き,これが長引くと冷害になり,米が不作となることがあったため,小麦粉やそば粉を使った料理が発達したと言われています。今日は,たまたま,ひっつみを担当した調理員さんが岩手県出身の方でした。ひっつみを練りながら,「子供の頃,ひっつみは父親が作る料理だった。父親が作ってくれたひっつみはとても美味しかった。すごく懐かしい。」と話されてました。郷土料理は,その土地の文化を継承するものですが,その家庭ごとに料理に込められる愛情や思いがあり,この調理員さんのように,愛情と一緒に次の世代に受け継がれていくものなのだなと改めて感じました。
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