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上杉小の研究

☆26年度 研究主題

 <研究主題>

 子どもが主体的にかかわり合いながら高め合う授業の創造(1年次)

 <研究目標>
○ かかわり合い高め合いがあり,それによって子どもが変容する指導のあり方を探る。
 <研究主題・研究目標について>

今回の研究に取り組むにあたり,
「かかわり合いながら高め合う授業」
「子どもが変容する指導のあり方」を次のように押さえる。

○「かかわり合いながら高め合う授業」とは
  一人一人の子どもが,学びの見通しをもち,学習意欲を持続させながら課題を追究し始める。
また,他者とかかわり合い学び合って,互いの考えを聞き合い尋ね合う中で,課題に対しての自分の考えを深めたり新しい考えに気付いたりする。そして,学習意欲を喚起させながら新たな学習課題を追究していく授業とする。

○「子どもが変容する指導のあり方」とは
  学習中の子ども同士のかかわり合いが学習内容の理解や技能向上の一助(支援)となり,お互いの高め合いでさらに学習意欲が高まっていく姿を変容とする。


<各教科の主題と授業を構成する視点>
 
 算 数 科 の 主 題  体 育 科 の 主 題
 見通しをもち,筋道を立てて考え,表現する力を身に付ける授業の在り方  運動の楽しさを味わいながら,主体的に取り組む授業の在り方

 授業を構成する視点  授業を構成する視点
@児童に視点をもたせるための課題提示の工夫
A筋道を立てて説明するためのノート指導の工夫
B考えを筋道立てて進めたり,よりよい考えを作ったりするための学習形態の工夫
@運動を楽しむ場の設定の工夫
A運動量を確保できる授業展開の工夫

学年

教科

学年における目指す児童像

1年

算数

・伝えたいことを明確にできる。
・比較の視点(大きさ・長さ・形・位置など)を明確にして表現できる。
・具体物を用いて考える中で,判断と理由の関係を明確にして表現できる。

・時系列(まず,次に,そして,など)で表現できる。

2年

体育

・みんなが楽しく取り組めるように工夫して,ゲームをすることができる。

3年

体育

・友達とのかかわりの中で運動の楽しさを味わい,意欲を高めて次の運動に
 取り組むことができる。

4年

算数

・自ら課題意識をもち,筋道を立てて考えることができる。
・主体的な活動(操作・作業)を通して,目的に応じて適切に表現することが
 できる。

5年

体育

・自分の動きに生かすための見合いや教え合いができる。

6年

体育

・仲間と進んで交流し,体力を高めようとすることができる。



☆25年度 研究主題

 <研究主題>

各教科等における伝え合う力を高める授業づくり(5年次)
       〜児童の言語活動の充実を目指して〜

 <研究目標>

 ○各教科等の言語活動の充実を基盤とし,児童の伝え合う力を高める指導の在り方を探る。
 ○児童一人ひとりが主体的に考え,根拠や筋道などを明確に表現し,学び合う授業づくりを目指す。
 <目指す児童像>

自分の考えを,言葉で根拠や筋道を明確にし,的確に伝えることができる。

発信者及び受信者が双方の思いや考えを関連づけて伝え合うことができる。

学年

教科

学年における目指す児童像

1年

算数

自分の考えをはっきりと伝えることができる
友達の考えを,自分の考えと比べながら聞くことができる

2年

国語

言葉で伝え合うことに興味をもち,話題に沿って楽しく伝え合うことができる

3年

算数

自分の考えを分かりやすく伝え合うことができる
自分の考えをしっかりともつことができる

4年

算数

自分の考えを,図や式,言葉などを使って表し伝えることができる
互いの考えを出し合い,話し合うことができる

5年

算数

自分の考えを図や式,言葉などを用いて,分かりやすく伝えることができる
互いの考えを伝え合い,よりよい考えに向けて話し合うことができる

6年

体育

自分の考えた動きや作戦を具体的に説明したり,友達の考えを聞いたりする中で,思いを伝え合うことができる

 1 成果

視点1 意図的・計画的・継続的なノート指導 キーワード「見開き&年間指導」

 4つの学年でノート指導を行った。ノート指導を徹底することは,授業者が授業の流れを緻密に計画し,かつ板書計画を行わなければならない。どの学年も4月当初より意図的に取り組んでいたことの意義は大きい。

児童の変容として,「1時間単位ですっきりまとめられた(2)」 「自己と他者の考え方の違いを対比してまとめる力が付いた(3)」 「よいノートを参考にして,まとめる意識が高まった(4)」 「自分なりのノートのまとめ方を工夫する力が身に付いた(5)」 が挙げられた。「まとめる」「比べる」「工夫する」と児童に変容にも発達段階における系統的な成果が表れていた。

視点2−@ 明確な観点をもとに,多様な手段を活用してペア・グループ活動

 5つの学年で,ペア・グループ活動を取り入れた。ここで特筆すべきことは,教科の特性及び本時のねらいを押さえながら対話・説明・感想という言語活動が行われたことである。本時のねらいにおいてどんな力をどのように身に付けさせるかを明確して対話活動を行わせた。実態や授業者のねらいに応じて,「気付かせる(アナウンス)」「提示する」などの方法や「話型」「例文」「具体物」「算数的用語」「動きのポイント」「式や図」など手段は多様であった。

どの学年の児童の変容も明らかであった。授業者が各教科の言語活動の在り方を研鑽し,それを通して,この単元で,この時間でどんな力を身に付けさせるのかを考えながら授業づくりをすることの意義を気づかせてくれた。

視点3 練り上げる全体での話し合い

1年生「具体物を活用した伝え合い」
  5年生「相手の考えを推測し,代わりに伝える」

課題に対し,自己解決させ,相互に理解し合うところまではいいが,全体で練り上げる場面をどのようにしたらよいか,授業者としていちばん難しいとされている「練り合い」。教科や単元のねらいにおいて,焦点化か価値化が問われるところである。5年梅津先生は,「他者の考えを推測して述べる」ことで,練り合いに迫った。その試みの意義は大きいと感じられた。


 2 課題

1 根拠や筋道を言葉で相互受信できる思考力・表現力の育成

 「式では表せるが説明できない」「跳び方は分かるが,言葉で説明できない」などの児童実態が挙げられた。伝え合うとは相互受信であり,そこに「伝えたい」「聞きたい」という児童の主体があり成り立つ。そして,どのように伝えれば伝わるかという技能を身に付けさせなければならない。そこで,以下の点を課題とし,今後の私たちの指針としたい。

@  伝えたくなる聞きたくなる課題設定や発問

A  技能を身に付けさせる手だて(アナウンス・指導のポイントの精選・ノート指導・日常化)

B  目指す児童の姿の明確化

C  各教科領域の更なる言語活動の理解

2 聞き合える集団〜人間関係づくり〜

 「伝え合う」とは,「聞き合える」ということである。「聞く」とは,相手の話を受けるだけではなく,尋ねるという意味もある。時に,うなずき,あいづちをうつ。反対意見でも,まず受け止めてから,自分の意見を述べる。「なるほど」「すごい」「いいね」と共感する。

 5年間の成果として,話す力聞く力も育ってきていると信じたい。だからこそ,すべての基本となる人間関係づくりをもう一度見つめ直し,来年度の研究における土台としていきたい。






☆23・24年度 研究主題

<研究主題>

        伝え合う力を高める指導の工夫
     伝え合う力の系統表をもとにした授業改善を通して〜
 <研究目標>

「伝え合う力の系統表」をもとに,国語科や日常指導を通して,
児童の伝え合う力を高める指導のあり方を探る。

<目指す児童像>

○ものごとをよく分かるように工夫して述べる子
○相手の立場や考えを理解し,自分の考えに生かすことができる子

学年部

各学年部の児童の姿

低学年部

言葉で伝え合うことに興味をもち,話題に沿って楽しく伝え合う子

中学年部

言葉で伝え合うことに意欲をもち,互いの考えを比べながら進んで伝え合う子

高学年部

言葉で伝え合うことに自信をもち,互いの立場や考えを尊重しながら伝え合い,自分の考えに生かすことができる子

 <「伝え合う力の系統表」をもとにした指導の重点

【23年度】         【24年度】「話し方・聞き方」に特化

学年部

指導の重点

低学年部

話す力聞く力

中学年部

質問する力応答する力

高学年部

討議する力認知する力

学年部

指導の重点

低学年部

はっきりと聞きやすい声の大きさで,ゆっくりと話す

中学年部

「です・ます」を付けて,最後まで丁寧に話す

高学年部

聞き手を意識して,短く文を切って話す

全学年

最後までしっかり話を聞く

<研究の成果>
@児童が伝えたくなるような意欲をもたせるための導入時の工夫

○話型提示:デジタル教科書の活用・話し方聞き方の例示

○話題設定:伝えたくなるような話題の選定

○課題設定:単元を貫く言語活動「意見文を書く」
        主人公の気持ちの変化を読み取るための心情曲線

○発問精選〜多様な考えを引き出すための発問の工夫


A自分の考えを「広げる・深める」ためのペア学習の活用

○見学者の役割設定:話し方・聞き方をメタ認知する力

○ペア学習のモデル提示:「伝え合う力」の基礎的話型習得からの反復的な習熟への活用

○共通点相違点をメモに:自分の考えを「広げる・深める」力,自分の考えをもつことが
            できない児童への手立て

○人間関係の基礎作り:言葉を通して,他者とよりよく関わるためのコミュニケーション
           方法の習得



B自分の考えをもつためのノート指導の工夫

○ワークシートの活用:ねらいと児童の実態に応じて段階的に作成

○シンキングツールの活用:思考を整理させるための手立て

○赤青鉛筆の活用:共通点相違点を赤青鉛筆で書かせることで視覚的効果

○板書と自分の考えの二分割:自分の考えを「もつ・広げる・深める」ことに主体性

○段落・行数指定:「何について,どのように書くか」目的意識を明確にする


C学びの習得の確認と今後の学習への活用を図るための振り返りを工夫

○カードの活用:ゴールが明確になるため,児童の主体性を喚起
        
自分の学びを客観的にとらえ,次時への意欲を喚起

○振り返り時間の設定:個の考えの変容を「書く」「話す」活動をとることで,全体の学
           びを確認
授業者が見取ることで,次時の授業づくりへのステップ 

         
DE伝え合う力を高めるための日常生活において「話すこと・聞くこと」の指導を工夫

○声のものさしの活用:「一人・二人・班・教室」と場に応じた声の大きさを調整する
           習慣づくり


○話し方・聞き方の掲示:学年部別に基礎基本となる「話し方・聞き方」の系統表を活用

○意図的なスピーチ:発達段階に応じて話題を設定する,相手や目的意識をもたせる指導
          の工夫

○発表の機会充実:身に付けた伝え合う力を多教科や領域で活用させる

○メモをとる習慣:互いの考えの共通点・相違点を比べながら話すためのメモの活用
             日常的に赤青鉛筆を活用し,互いの考えを比較する習慣

 <研究の課題>
@話型を基礎基本としながら,伝え合う技能を高めるために習熟や活用が必要である。
 また,自分の考えをもたせるための発問もより精選する技能も高めていく必要がある。
 

A下位同士のペア学習の難しさも出された。国語科学習のみならず,他教科や領域にお
 ける言語活動において,習熟・活用していく必要がある。


B「読み合う」だけで話し合いを深めていない場面もあった。「読む」のではなく,
 「話す力」に発展させる手立てをさらに追究していく必要がある。


C指導計画・指導過程のどの段階で振り返りをさせるか,さらに追究していく必要が
 ある。


D研究主題・目標にある「伝え合う力の系統表」「伝え合う力を支える6つの力」を十
 分に活用できなかった。「伝え合う力」とはどのような力か,「伝え合う力が身に付
 いた児童の姿」は学年別にどのような姿なのかを 全職員で共通理解していく必要が
 ある。


☆21・22年度 研究主題

 伝え合う力を高める指導の工夫

〜国語科を中心とした言語活動の充実を目指して〜 (2年次)
<22年度の取り組み> 
       伝え合う力=総合的な言語運用能力(話す 聞く 書く 読む)ととらえる
                               ※これらの活動は相互にかかわりあっている

○めざす児童像・・・(最終的な児童の姿ととらえる)
@自分の考えや意見をもち,言葉を使って分かりやすく伝えることができる児童
A情報を的確に理解し,場面や目的に応じて事実を正確に伝えることができる児童 
  ※目指す児童像に近づけるために細かい段階(課題)を考え,課題解決を目指 した授業を組み立てる
                            
 ◆めざす児童像@ 第1段階 → 自分の考えや意見を持つ(読む・聞く)
第2段階 → 自分の考えを書いて整理する,まとめる(書く)
第3段階 → 伝える相手を意識して伝える(話す・書く)
第4段階 → 相手に分かりやすい言葉で伝える(話す・書く) 
 ◆めざす児童像A 第1段階 → 相手の話や思いをしっかり受け止める(必要な情報の収集)
第2段階 → 相手が伝えたかったことをまとめる(情報の整理と理解)
第3段階 → まとめたことを表現する(事実を言葉で伝える)
第4段階 → 場面や目的に応じて事実を正確に伝える 

○研究のねらい
伝え合う力を高めるため,言語活動の充実を図った授業はどうあるべきか,国語科の授業実践を柱とした教育活動を通して明らかにする。 

○研究の視点
  @どんな力をつけたいのかはっきりさせ,それに即した教材選択
  A発信したいとう意欲が持てるような授業計画
  B発信・受信の場の設定
  C単なる読解ではなく,読み取った内容を情報として整理し,活用できる力がつくような取組。

 <21年度の取り組みを振り返って>

○学習指導要領に言語活動の充実が取り入れられるにいたった背景理解の促進
   ※なぜ必要なのか?  今までの教育活動に不足していたものは?
○ 背景理解を踏まえ,児童の実態を把握し,どんな力をつける必要があるか,そのためにどのような手立てが
 必要かを検討することから始めた。さらに今までの手立てで十分でなかったのはなぜか,指導のどこを工夫す ることにより新指導要領の目指す授業に近づけることができるのかを考え,実践授業を試みた。

【21年度の成果】・・・【指導法改善に向けて 
 @学習過程における言語活動の位置づけと活動方法の工夫・・・教材研究の重要性の再認識
  ・教材をどのように指導するかという視点ではなく,児童の実態に即して力を伸ばすにはどのような手だてが
  必要で,現行教材をどのように使うか,という視点から教材を見つめなおしたことは意義あることだった。
 A「活用型」学習実践のための単元展開
  ・知識習得型から活用型,探求型の学習へ・・・取り扱う教材を通じて育てる力を明確にする。・・・そこで育て
  た力を,次にどのように生かすか,見通しと広がりをもった学習として計画する。
 B新しい視点からの教科書教材へのアプローチ
  ・教材文を「一つの情報」とした単元が構成できるよう教師側の視点を変換することで,教材という「情報」から
  得た学びを生かして次につなげる学習に発展させることができたことは,新しい視点から教科書教材にアプ
  ロ−チすることの意義を見いだせたといえる。

【21年度の課題】
○研究の視点の明確化
 ・研究初年度であり「理解と試行」が主であったため,具体的な指導の手立てについては不十分である。
  仮説検証型ではないため,視点を明確にすることでより取り組みやすいものとする必要があった。
○継続的な授業改善
 ・年間を通じて,どのような手だてが,どの垂ナ考えられるか,計画・実践することが重要であり,その評価,改
  t・更新と進めていくPDCAサイクルを生かした授業づくりを継続することが大切である。
○読書活動のいっそうの推進
 ・現状に甘んじることなく,よりいっそう読書活動を推進することは,重要である。


☆19・20年度 研究主題


だれとでも進んでかかわり合おうとする児童の育成


〜 英語活動を通して 〜    (2年次)

☆平成19・20年度 仙台市教育委員会認定 自主公開について

 昨年度より2か年にわたり、仙台市教育委員会より「自主公開校」の認定を受け,総合的な学習の時間の中で「英語活動」の授業づくりに
取り組んでおります。7月10日には,これまでの取り組みの成果を自主公開研究会を通じてご覧いただきました。夏休み直前のご多用な
時期にもかかわらず,300名を越えるご参加をいただきましたことに御礼申し上げます。

授業の様子@『ロングタイム』
※HRTとALTによる45分間の英語活動
6年生と2年生が代表で公開
授業の様子A 『ショートタイム』
※HRTが一人で行う,毎週水曜日,朝の英語活動(15分間)
全学年・全学級で公開
 教室に入りきれない
参観者のために,2カ所
のモニタールームを設置
しました。子どもたちの表
情がアップで見られて
よかった… と好評でした
『研究協議と指導講話』

※熱心な質疑が交わされました
※指導講話
  講師:明海大学名誉教授 
        和田 稔 先生