故郷復興プロジェクト『復興の会』を開きました。

東日本大震災から,まもなく7年目の3月11日を迎えます。本日1時間目に,故郷復興プロジェクトの一環として,生徒会の『復興の会』実行委員が中心となって『復興の会』が行われました。東日本大震災では,蒲町小学校の校舎が被災して使えなくなったため,11ヶ月の間,本校の体育館等で授業を行っていました。蒲中の2・3年生のうち蒲町小の出身生徒は,それぞれ小学1年生と2年生の時に,蒲中での授業を体験しています。また,現中学1年生も小学校入学から10ヶ月ほど蒲中での授業を経験しています。来年度の新入生は震災時はまだ小学校入学前なので,今年度が蒲小出身の1年生〜3年生までの全生徒が震災時の蒲中での授業を経験している最後の年になります。そういった意味でも,今回は記念に残る『復興の会』と言えるかも知れません。会は小野生徒会長の呼びかけで始まり,最初に,震災で亡くなった方々への黙祷を行いました。震災当時の画像で当時を振り返ったり,その後きずなが深まった同じ被災地である神戸の北神戸中学校との交流や,熊本の出水中学校との交流について触れたりする内容でした。また,蒲町町内会阿部衍会長へ震災当時を振り返るインタビューをさせて頂いた内容が映像で流れるなど,震災からこれまでの歩みを振り返り,時間の経過と共に風化させないようしたい,との思いが,生徒の皆さんにもしっかりと伝わるものでした。最後は復興ソング『仲間とともに』を全員で歌い,その後復興へ向けた宣言文を全生徒で唱和して,会を終えました。生徒の皆さんが,復興への思いを,地域と連携しながらしっかりと伝えていくという気持を高めた会になりました。

  小野生徒会長の呼びかけで静かに会が始まりました。
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  映像と発表で当時の様子を振り返っています。
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  熊本の出水中学校との交流について紹介しています。
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  真剣な面持ちで発表を聞く生徒の皆さん
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阿部蒲町町内会長に震災当時の様子をインタビューした映像を,視聴しています。
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復興ソング『仲間とともに』を全員で合唱しています。
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復興へ向けた宣言文を全員で読み上げ,復興への決意を新たにしました。
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閉会のあいさつを述べる清野校長先生。自身の震災体験も話されました。
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(このブログは教頭が作成しました)
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