おもいでをつなぐ ~学校の歴史と震災の経験を未来へ~

仙台市立中野小学校
三塚修

本校は明治6年の開校以来、明治、大正、昭和、そして平成と四つの時代の移り変わりを見つめながら、どの時代においても、将来に夢と希望を持ち、心豊かな人間性あふれる児童の育成を目指して日々の教育活動を進めてきました。

昭和46年西原に校舎を移してからは、自然豊かな七北田川や野鳥が数多く飛来する蒲生干潟を学習素材として、全校をあげて環境教育に取り組み、環境大臣賞や環境庁長官賞を受賞するなど、輝かしい歴史の1ページを刻んできました。

その本校も、先の東日本大震災によって児童数が激減、加えて学区のほとんどが市の災害危険区域に指定され、学校として教育活動を継続することが難しいとの理由から、平成28年3月31日をもって142年の歴史に幕を下ろすこととなりました。

震災後は中野栄小学校に併設となり、子どもたちは地域の方々をはじめ、日本中、世界中のたくさんの方々の心温まる支援によって、本来の笑顔を取り戻してきました。

子どもたちはこの経験を胸に、将来は進んで困っている人のために行動しようとする、そうした大人へと成長してくれることを心から願っています。

これまで長きにわたり、本校を支えてくださった全ての方々に心から感謝を申し上げます。

第48代校長第48代校長 三塚修