図書のプレゼントがありました。

子供たちに,画家の森本利根さんから図書のプレゼントがありました。以下のようなお手紙が添えられていました。
「ちいさなみなさんへ」
 みなさんこんにちは。
 わたしは老人の絵描きですが,宮城のみなさんに初めての挨拶を送ります。天災とはいえ,この前の大きな地震と津波で,まだ小さいときからとてもたいへんな目にあいましたが,今ではもう元気になっていると思います。
 わたしも昔,1923年の関東大震災の後に生まれました。まだ小さかったので,きおくはありませんが,そのころ,群馬県に住んでいた父母から,東京の火事が夜空に見えたと,なんべんも聞いたことがあります。
人の一生にはいろいろな考え方,生き方がありますが,その誰もがみんな,はじめは子供だったわけです。
 それから次第に成長して学び,大人になっていきますが,だれもが自分の生きるのに一番いいと思う道をいつも選びます。それからいつの日か社会に出て,それぞれ学問や仕事で,社会に貢献していくためには,先に生きた人たちに学ぶことも大切です。その道しるべが本だと思います。いろいろな道,いろいろな世界を知り,自分に力を付けて有用な大人になるため日本はとても役立ちます。
 それで,みなさん日本を送ることにしました。読んでくださるとうれしいです。
 本は大人になっても,わたしのように老人になっても,いつまでも学ぶ楽しさを与えてくれます。いつまでも明るい希望を持って,生きるみなさんの未來の輝きに期待しています。
DSC06711256.jpg
台小ブログのページ | - | -