デジィタルコンテンツを活用した授業(社会科)
平成17年11月1日(火) 5校時
仙台市東仙台小学校
6年2組
指導教諭:冨田 則和 山野 晋恵
1 小単元名 新しい日本 平和な日本
2 小単元の目標
 日本国憲法の制定,オリンピックの開催などについて調べ,戦後我が国は民主的な国家として出発し,国民生活が向上し,国際社会の中で重要な役割を果たしてきたことが分かる。
学習活動と教師の働きかけ   児童の反応
使用したディジタルコンテンツ
1 今の仙台と昔の仙台を比べてみよう
(1)今の東二番丁の写真をパワーポイントで
「ここはどこの写真?」・・・・・・・「仙台。」

今の仙台市の写真

(2)空襲後の東二番丁の写真
 「ここはどこの写真?」・・「空襲のあとだ。」「仙台?」
 「東二番丁(三越前),さっきの写真と同じ場所です。」
・・・・・・・・・・・・・・・「えーっ?(驚き)」

(3)2枚の写真を並べて提示

「60年の間に仙台の町が,大きく変わったのが分かるね。」「では,どのように変わっていったのかな?」

空襲直後の東二番丁付近

(4)1947年の東二番丁の写真
 「この写真を見て気づいたことは?」・・・・・・・・・「道路ができている。」
 「道路の幅は?」・・・・・・「広い?空襲直後は狭い?」
 「舗装されている?それとも砂利道?」・・・・・・・・「真ん中は土。はじは・・・?」
 「ビルは?」・・・・・・「ビルはない。」

1947年の東二番丁

(5)1954年の東二番丁の写真
 「この写真を見て気づいたことは?」
「家が増えてきた」「車も増えてきた」
 「道路も広い。舗装されている?」
 「真ん中は舗装されている。はじは,じゃりだ。」

1954年の東二番丁

(6)1954年の広瀬通
「どこか分かるかな。」・・・・・・・・・・・・・・・・
「ここは広瀬通り。道路はまだ全部は舗装されていないね。」

広瀬通・分離帯工事

(7)広瀬通・分離帯工事の写真
「何をしているところだろう。」・・・・・・・・・・・・
「何か作っている。」「家を建てている?」
「道路の分離帯工事の写真です。機械は?」・・・・・
「ない。手作業だ。」
「えーっ!(驚き)」
2.なぜ仙台が今のように発展したのでしょう
「仙台の町は急に変わったのかな?」
「それはない!」
「では,どのように変わっていったのだろう?」
「そこで,今日のテーマは。」
『なぜ,仙台が今のように発展したのでしょう』
「これからみんなで調べてみましょう。」・・・・・・・・
「調べたい!」

課題提示

3.コンピュータ室に移動して調べてみよう。

4.「くらしのうつりかわり」を使って自分で
  調べてみよう。
はじめに,全員で使い方の復習
「バラックの店を見てみよう。」
2人1組で,スムーズに操作を行っている。
「立派とは言えない。」「木でできている。」
 
5.手引きを見ながら,「新しい町づくり」で
  調べたいところを決めて,自分で調べてみよう
 気づいたことをプリントに記入するよう説明
あるグループの活動の様子
・・・はじめは隠しボタンを見つけようと,熱心に写真を見ていた。
何枚も写真を見ていくうちに,前の写真と比較しながら気づいた点をまとめるようになった。
2人1組なので,協力しあってコンピュータを操作し,お互いに気づいたことを話しながら記録していた。
  次々に写真を見て,意欲的に調べていた。

 

(1)子どもたちの宝物
  服・げたに注目。


(2)駅前の人々
  人力車に注目。
(3)東一番丁の人々
「ここにも人力車がある!」
「食べ物がある。」
(4)二十人町
(5)新川のスキー
「長靴をはいている。」
「革のベルトをしている。」
(6)昭和29年の東一番丁
「アーケードはあるけど,今ほど立派じゃない。」

(7)昭和30年の名掛丁
「アーケードがない。」
「自転車がバイクに似ている。」
(8)昭和44年の東一番丁
「タクシーが走っていて,現代っぽい。」
(9)昭和22年の駅前

(10)仙台さばく
(11)昭和36年の駅前
(12)昭和36年の青葉通り
(13)河原町・荒町・苦竹の今と昔を比較
6.本時のまとめ
 「調べた感想を発表しましょう。」

・名掛丁の写真を見て
 「戦後より店が増えている。看板が今みたい。」
・二十人町の写真を見て
 「昔は建物が少なくて,山がよく見えている。」
 「今は建物が多くて,しかも高くて,山が全然見えない。」
・駅前の人々の写真を見て
 「電柱があるので,電気が通っているのがわかる。自転車もあるので,戦後よりはずいぶん発展している。」
・子どもたちの宝物の写真をみて
 「子どもたちの顔に笑いが戻った。写真もカラーで,はっきり見える。」
「時間が少なかったので,十分調べられなかったという人もいると思います。でも,この手引きがあれば家でも自分で調べられるでしょう。」
「自分でまた調べてみたい!」(10名ほど)