第20回 仙台市中学校長会総会 挨拶
仙台市中学校長会長 鶴岡 勝彦

 新年度を迎え、心地よい緊張感の中、慌ただしい毎日が続いていることと存じます。昨年度、登校に不安を抱えていた生徒、不登校だった生徒が、心機一転、頑張って登校する姿が見られ、その生徒を支えようと、気を張って頑張っている教職員の姿が見られます。校長先生方におかれましては、教職員一人ひとりを見つめ、声を掛けて励ます毎日と存じます。
 本日、中学校長会総会に当たり、仙台市教育委員会副教育長 田中元昭様、仙台市小学校長会 会長 蓮沼秀行様、仙台市退職校長会 会長 針生弘様、そして本会 前会長 福田元明様に御臨席を賜り、仙台市中学校長会総会を、このように会員が一堂に介して開催できましたことを、心よりうれしく思います。 また、昨年度に引き続き、御来賓としてお出でいただく方を限定させていただきましたことにつきまして、関係の皆様に御理解を賜りましたことに、深く感謝申し上げます。

本会は今年度、発足より20年目を迎えます。目的の一つは、本市の教育の振興に寄与すること。そしてもう一つは、学校の全責任を負う校長として、迷いなく学校運営を行うために、校長同士支え合い学び合うことです。これまで、諸先輩方が築いてこられた理念や教育に対する強い信念に思いを致すとき、私たちが負う重責に改めて身が引き締まる思いがいたします。仙台市の中学校の発展と生徒たちの健やかな成長のために、力を尽くしてまいりたいと思います。
 この春の人事異動では14名の皆様が御勇退、5名の方が御退会となりました。これまでの御指導に感謝申し上げますとともに、御教示いただきましたことを、しっかりと胸に刻みたいと存じます。そして、新たに5名の再入会、13名の方の新入会がありました。心より歓迎を申し上げます。

さて、現在の教育界を見渡しますと、不登校児童生徒への対応や部活動の地域展開、教職員の働き方改革など、解決すべき課題は山積しております。校長としての職責の重さに、身の引き締まる思いをされている方も多いことと存じます。
 こうした困難な時代だからこそ、本校長会の果たす役割は極めて重要です。校長が一人で悩むのではなく、この場で知恵を出し合い、情報を共有し、共に研鑽を積む。その『横のつながり』こそが、各学校の教育力を高める原動力となります。
 こどもたちの未来を思い描いたとき、私たち校長は、「仙台市教育構想2026」に基づき、「
がまちをつくり、まちがを育む学びの循環のもと、互いに認め合い、自分らしく学び続けるこどもの育成」を目指し、教育活動を進めることの重要性を自覚せずにはいられません。これは、全日中教育ビジョン「学校からの教育改革」の理念、「社会を生き抜く力」や「よりよい社会を形成する力」を育むこととも一致するものです。このような中、仙台市が小中で一貫した新たな教科を創設し、『社会や世界に向き合い関わり合い、自分の人生を切り拓いていくために求められる資質・能力』を育んでいくことは、生徒の未来に求められる力そのものであることから、私たちも校長として、新教科の在り方について議論し軌道に乗せていくことが重要と考えます。 

令和3年に設定した本会のスローガン「ともに悩みを分かち合い、知恵を出し合い支え合い、創造と貢献を目指し合う仙台市中学校長会 」の下、知恵と力を合わせて、一歩一歩確実に歩みを進め、職責を果たしていくことを互いに誓い合いたいと思います。

 結びとなりますが、歴代の会長様はじめ諸先輩各位、仙台市教育委員会、そして関係諸団体の皆様に、今後の更なる御指導、御鞭撻をお願い申し上げ、挨拶といたします。