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仙台城二の丸跡南西境の杉並木(部分)

藩政期から保護されてきた杉並木

せんだいじょうにのまるまとなんせいさかいのすぎなみき(ぶぶん)

仙台城二の丸跡南西境の杉並木(部分)

Sendaijo Ninomaru ato Nanseizakai no Suginamiki (bubun)

In English
指定区分
Classification
仙台市指定 / 天然記念物
年代
Age
江戸時代

Quantity
13本
指定年月日
Designated Date
平成18年(2006) 12月05日

所在地
Location

仙台市青葉区川内12番2

解説
Description

 仙台城二の丸跡の南西境に,残月亭跡付近から御裏林の山裾にそって, 27本のスギが生育している。これらは,国指定天然記念物「青葉山」並びに国指定史跡「仙台城跡」指定地内に14本,指定地外に13本が位置し,樹間には多くの腐朽根株が残っている。現存株と腐朽根株は,全体として一連の杉並木を形成している。
 「仙台城下絵図」(寛文4年・1664。仙台市博物館蔵)によれば, 「御二丸」の裏に広がる御裏林の一部に「御二丸」に接して,スギの特徴を有した樹林が描かれている。
 昭和40年(1965)に東北大学植物園内,植物園記念館西側のスギが落雷で倒れ,その木材標本を測定した結果,年輪から樹齢330年,高直径97cm (中心から長半径61.5cm,短半径35.5cm)であった。
 測定の330年前は,初代仙台藩主伊達政宗が逝去した寛永13年(1636),二の丸が造営された寛永15~16年頃にあたり,スギは平均して短半径側(推定北向き)で年間約1mm,長半径側(推定南向き)で年間約2mm成長していた。樹齢330年のスギの個体差による成長差を考慮し,現在,直径約100cm以上のスギは,樹齢約370年の可能性があると考えられる。
 スギ現存株の太さは,直径77cmから133cmであるが,現存株の間には多くのスギの腐朽根株が残っており,一連の並木となっていることから,この並木は藩政期に管理され,直径約100cmに満たないスギもこの丸の杉並木として補植されたものであると考えられる。
 指定地外のスギ13本のうち, 8本は二の丸造営期から残るスギで,残る5本も19世紀初頭以前に補植されたものと推定され,藩政期から保護されていた杉並木とみられる。

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