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土偶/鍛冶沢遺跡出土

遮光器土偶に続く縄文晩期の土偶

どぐう/かじさわいせきしゅつど

土偶/鍛冶沢遺跡出土

Dogu / Kajisawa iseki shutsudo

In English
指定区分
Classification
宮城県指定 / 考古資料
年代
Age
縄文時代

Quantity
1箇
指定年月日
Designated Date
平成24年(2012) 05月01日

所在地
Location

宮城県仙台市青葉区川内26
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解説
Description

 宮城県刈田郡蔵王町曲竹字鍛冶沢に所在する,鍛冶沢遺跡より出土したと伝えられる縄文時代晩期後半の土偶である。いわゆる遮光器土偶に後続する土偶と位置付けられる。東北の縄文時代晩期では、土器形式が概ね古い方から大洞B,BC,C1,C2,A,A'式に大別されているが、本資料は大洞C2式期から大洞A式期への移行期に属すると見られ、雲形紋が工字紋へ変形しつつある文様で構成されている。中空の土偶で,細部に残る塗膜から,全面が赤彩であった可能性が高い。わずかな欠損はあるが,完全な形で残されることの少ない土偶で,全体像がわかる貴重な資料である。

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