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松森焔硝蔵跡

仙台藩の火薬貯蔵庫跡

まつもりえんしょうぐらあと

松森焔硝蔵跡

Matsumori Enshogura Ato

In English
指定区分
Classification
仙台市指定 / 史跡
年代
Age
江戸時代

Quantity
指定年月日
Designated Date
昭和62年(1987) 05月01日

所在地
Location

宮城県仙台市泉区南光台東2丁目35
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解説
Description

松森焔硝蔵跡は,七北田(ななきた)丘陵上に立地し,標高44m~50mで,現在は住宅地に囲まれている。焔硝蔵は,仙台藩の火薬貯蔵庫で,鷺ヶ森,砂押などにもあったが現存しているのは松森焔硝蔵だけである。昭和57年(1982)に発掘調査が行われ,3ヶ所のうち形状がよく残っている1ヶ所が保存された。保存された1基の規模は東西約40m,南北約27mである。調査の結果,土塁に囲まれた内部から蔵の建物跡,排水溝,石敷の通路,爆発による穴などが確認された。松森焔硝蔵については,正徳5年(1715)の「軍器秘数」に「六百箱松森浦田御蔵」の記載があり,大量の火薬が貯蔵されていたことが分かる。創建の時期は明らかではないが,正徳5年以前には造られていたことになる。明治13年(1880)に軍用地から民間に払い下げられ,焔硝蔵としての歴史を閉じた。

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