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榊流青麻神楽

京都より伝承されたと伝える,十二坐神楽の一系派

さかきりゅうあおそかぐら

榊流青麻神楽

Sakakiryu Aoso Kagura

In English
指定区分
Classification
仙台市指定 / 無形民俗文化財
年代
Age
その他

Quantity
指定年月日
Designated Date
平成3年(1991) 10月01日

所在地
Location

宮城県仙台市宮城野区岩切字青麻沢
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解説
Description

青麻神社は,仙台市と利府町との境,「県民の森」内の谷あいに鎮座する神社で,社殿によれば仁寿2年(852)の創建といわれている。この神社に伝わる神楽は,文化4年(1807)11月青麻神社32代神主・鈴木対馬が,京都において神祇官総領・白川神祇伯王家より相伝され,神楽道具類一式も調達してきたと伝えられている。仙台市とその周辺より南の仙台藩領内に伝来してきた十二座神楽の一系派で,青麻神社では「榊流(さかきりゅう)」を称しているが,その演目・芸態・装束などには木下白山神社丹波神楽(仙台市登録無形文化財)などの「丹波流」と呼ばれてきた流派との相似性が多く見られる。以前は隣町の利府町入菅谷(いりすがや)の12家により伝承されてきたが,昭和50年(1975)からは岩切青年団を主体として伝承されている。特に「諏訪の舞」別名「力だめしの舞」は,非力な男が「宣命」(「勅命」と記した白紙を折りたたんだ託宣様の文書)の霊力により大力を得て,大石を軽々と持ち上げ,得意げなしぐさをみせるストーリーで,黙劇の筋立てを軽妙に演じている。(演じられる時期と場所:5月1・3日 青麻神社春季例祭)

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