伊達出自正統世次考

解説
Description

伊達出自正統世次考は，仙台藩四代藩主伊達綱村が編纂させたもので，「伊達出自正統世次考首巻」1冊と，神代から伊達氏一世朝宗（ともむね）に至る伊達氏の系譜を記した「伊達出自世次考」9巻9冊，朝宗から十五世晴宗に至る伊達氏代々の事蹟を記した「伊達正統世次考」10巻14冊，「伊達出自正統世次考系図」1冊の，計25冊から成る。伊達氏の動向を知る上での基本史料。元禄16年（1703）頃の成立と見られる。附（つけたり）指定となっている「御代々考考証」10冊は，編纂にあたった儒者・遊佐好生による「伊達正統世次考」の注釈書で，享保7年（1722）頃に成立した。（仙台市博物館所蔵）